C大阪が2試合連続の逆転勝ち “飢えた男たち”で王者神戸を撃破

2025年5月7日(水)6時0分 スポーツニッポン

 ◇明治安田J1リーグ第15節 C大阪3—1神戸(2025年5月6日 ノエスタ)

 C大阪はMF上門知樹(うえじょう・さとき、28)らのゴールなどで神戸に3—1の逆転勝利を収めた。2試合連続の逆転勝利は2017年以来8年ぶり。今季初の2連勝とした。3連覇を狙う神戸は連勝が4で止まった。

 王者撃破の立役者は、飢えた男たちだった。背後からのパスを左足ボレーで叩き込んだ上門は「迷ったけどGKが見えてトラップすると詰められちゃうと思った。一瞬の判断で振り抜いた」と同点弾を誇った。後半38分に勝ち越しゴールを決めた柴山は「悩んだりもがいたりした中で生まれた1点。今まで取ってきた得点の中で一番うれしい」と喜んだ。

 ともに今季リーグ初得点だった。2試合連続で先発の上門はまだリーグ5試合目の出場。10試合目の柴山は途中出場が多く、十分な時間は与えられていない。ただ、上門が「シバ(柴山)は練習後の自主練で、ああいう形のシュートを何回もやっていた」と話すように腐らなかった。

 この日はMF北野が東京V戦(4月25日)で痛めた足首の影響でベンチ外。DF登里も3日の京都戦のウオーミングアップ中に違和感を訴え、この日はスタンド観戦となった。町田戦(同29日)に続きベンチ入りは20人に満たない19人だったが、出場機会を求め続けた2人の努力がチームの窮地を救った。

 対神戸の連敗を3で止め、今季初のリーグ戦2連勝を手にした。2試合連続の逆転勝利は17年以来8年ぶり。関西4クラブで現状の順位は最も低いが、関西クラブ全てから勝利をもぎ取った。主将の田中ら依然、負傷者は多い。それでもアーサー・パパス監督は言う。「選手のメンタルが備わっている」。手負いの獣は恐ろしいというが、巻き返しの予感は存分に漂う。 (飯間 健)

スポーツニッポン

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