C大阪DF登里が古巣の川崎F戦に闘志「ベテランは負けず嫌いで残ってきている」
2025年5月15日(木)17時34分 スポーツニッポン
C大阪が15日の練習を公開。コロナ禍以降では最高となる700人のサポーターが詰めかけた。18日の川崎F戦が古巣対決となるDF登里享平(34)は静かに闘志をたぎらせていた。アウェーで等々力のピッチに立つのは初めてになるからだ。
C大阪に移籍した昨年は左太モモの故障が治ったばかりでベンチには入ったものの出番はなかった。「自分にとって特別な場所。出場試合もほぼほぼフロンターレでの積み重ねなので、感謝を持ち続けていますし、リスペクトするチームです」と登里。この日の紅白戦形式の練習では控え組に回っていたが、左サイドバックとして川崎F・MF家長昭博(38)とのマッチアップも予想される。
「家長選手は4つ上ですかね。それでもトップでやっているので尊敬しています。去年もホームの試合でマッチアップしたんですけど、パワーだったり、柔軟性があるので。本当に抑えないといけないキープレーヤーだと思う」と警戒する。11日の横浜M戦ではイエローカードを提示されて爆発したMF香川真司(36)を後ろから抱きかかえて止めた。「(控え選手だったのに)ピッチに入ったから、イエローもらうかなと思いながらでしたけど」と“味方”を抑えたことに苦笑した登里だったが「真司君もああ言いながらも冷静だったので。ああいう姿勢を見せるところが大事なことでもあるので」と背番号8の“闘将モード”に理解を示した。
登里はコンディション不良もあって3試合に出場がなかったが、C大阪はこの間に3連勝。左サイドはDF高橋仁胡(19)が駆け回った。「ニコもそうですし、若い選手が躍動するパワーは自分自身の刺激になる。負けず嫌いな部分でベテランの選手は残ってきていると思うので、その気持ちは大事」と4連勝に向けてハートは熱く準備を進める。