バルサ会長、2季ぶりのラ・リーガ制覇に喜び爆発「私たちはこのチームに惚れ込んでいる」
2025年5月16日(金)9時0分 サッカーキング
バルセロナのラポルタ会長 [写真]=Getty Images
ラ・リーガ第36節が行われ、バルセロナは敵地でエスパニョールと対戦した。同じ街に拠点を置く両クラブの“バルセロナ・ダービー”は、立ち上がりからホームのエスパニョールが攻勢を強める。しかし、後半開始早々の53分にラミン・ヤマルが鮮やかなコントロールショットを沈めてアウェイチームが先制に成功。終盤にはエスパニョールのレアンドロ・カブレラが一発退場となり、後半アディショナルタイムに途中出場のフェルミン・ロペスが決定的な追加点をマークする。結局、そのまま試合は2−0で終了し、バルセロナが勝利。2位レアル・マドリードとの勝ち点差「7」をキープしたため、残り2試合を残しながら2シーズンぶりとなる通算28度目のリーグ制覇が決定した。
優勝決定後のインタビューに応じたラポルタ会長は、「とても嬉しい。今シーズンは歴史的なシーズンであることが証明された。数々の困難があったなかで、選手たちは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。彼らは個性とフレッシュさを持ってプレーし、とても良い雰囲気をもたらしてくれた」とコメント。「私たちはこのチームに惚れ込んでいる。クラブの色を感じ、バルサを愛し、すべてに値する選手たちだ」と称賛を送っている。
また、「監督も成功の鍵の一つであり、このチームを作り上げたデコ(スポーティングディレクター/SD)の功績も大きい」と述べつつ、「フリックと契約するよう説得してくれたのはデコだった」と告白。「フリックは優れた選手たちを率いるにふさわしい人物で、我々は彼に全面的な信頼を置いている。彼はプロフェッショナルで厳格、規律を伝える一方で、選手たちへの接し方に特別な繊細さがある。要求は厳しいが、どこまで求めるべきかをよく理解している」と就任1年目からチームを3冠に導いた指揮官を絶賛した。
さらに、エスパニョール戦で決勝弾を挙げたヤマルを「天才」と表現しつつ、「これは限られた選手にしか与えられない“特別な領域”で、彼はその中の1人だ。今日それは改めて明らかになった」と主張。シーズンを通して攻撃的なスタイルを貫いたチームに対しては、「試合の残り3分でも4点目を取りに行くような姿勢を見せる。インテル戦のときのようにね。まだ成長の余地があるし、彼らはこれからもっと多くを学んでいくと確信している」とさらなる進化を予言している。
【動画】バルサを優勝に導いたヤマルのゴラッソ!