全米プロ開幕!久常 首位と4差発進 難所「グリーンマイル」で伸ばして9位

2025年5月17日(土)2時0分 スポーツニッポン

 ◇米男子ゴルフツアー全米プロ選手権第1日(2025年5月15日 米ノースカロライナ州 クウェイルホロー・クラブ=7626ヤード、パー71)

 メジャー第2戦が開幕し、米ツアー本格参戦2年目の久常涼(22=SBSホールディングス)が4バーディー、1ボギーの68で回り、3アンダーで首位と4打差の9位と好発進した。松山英樹(33=LEXUS)は終盤に落として1オーバーの60位と出遅れた。ジョナタン・ベガス(40=ベネズエラ)が7アンダーで単独首位に立った。16日には第2ラウンドがスタートした。

 久常が池や小川が絡む16番以降の「グリーンマイル」(死刑台に続く道)と呼ばれる難所で底力を発揮した。

 池越えの17番パー3は奥のカラーに運び13メートルをパターで沈めてバーディー。左に小川が流れる18番はグリーン右バンカーからピンそばに寄せてパー。難関3ホールでスコアを伸ばして締めくくった。

 メジャーの初日を終え「しのぐところはしのげたし、攻めたところでバーディーが取れた」とうなずく。出だしの1番でバンカーに入れるも7メートルパットをねじ込み「ラッキーなパーでスタートできた」と気分良く滑り出す。11番で3パットするも12、13番と連続で好機をものにし、パー5の15番はバンカーから寄せて伸ばした。

 全米プロは2度目の出場で昨年も日本勢最高の18位と健闘した。米ツアー本格参戦2年目の今季はここまで14試合でトップ10入り3回。着実に進化を続ける22歳は「ラッキーからいい形で終われたのは大きい」と話す。勢いに乗り、2日目はさらに上を目指す。

 ≪みなみらが観戦 高い技術に刺激≫米女子ツアーで戦う勝みなみ、竹田麗央、吉田優利が会場を訪れた。松山、デシャンボーに注目していた勝は「(松山は)アプローチがバカうまい。深いラフから普通にスピンをかけている。デシャンボーはイケメンでスイングもグリップも独特」と初の米男子ツアー観戦を楽しんだ。竹田も「松山選手は球の高さが違う。バンカー(ショット)は凄くふわっと打っている。自分も練習したい」と声を弾ませた。

スポーツニッポン

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