阪神が”さらに躍進”する条件とは?レジェンド球団OBが指摘「6番ライトが固まったら得点力が増す」

2023年5月18日(木)14時20分 ココカラネクスト

島田やミエセス、そして井上(写真)ら「6番」打者の奮起に期待だ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 週末のDeNA3連戦をスイープして首位奪取に成功した阪神。その後も勝ちを重ねて現在6連勝中とチームの状態はすこぶる良い。ただ、長いシーズンを考えれば調子を落とすタイミングは必ず来る。そのためにも、今のうちに課題を把握して、その解決策を用意しておけば、不調になった時でもすぐに脱することができるだろう。

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 現役時代は阪神や日本ハムで活躍した下柳剛氏が自身のYouTubeチャンネルにて、現在の阪神の課題について語った。まず、「阪神は打てないながらも投手陣の頑張りでゲームを拾いながら今の位置にいる」とこれまでの戦いぶりを分析。打撃陣には物足りなさを感じており、中でも「6番ライトが固まってきたら得点力は増す」と続ける。

 6番がなぜカギになるのかについて、「3、4、5(番)が出た後に6番がどうしても安定しないから、そこの残塁の多さが6番(に原因がある)」と6番が打線のストッパーになるケースが多かったことを指摘。阪神は6番ライト自体は固定のケースが多いが、出場する選手は井上広大、小野寺暖、島田海吏、ヨハン・ミエセスなど、その日によってバラバラ。調子の良い大山悠輔、5試合連続安打中と復調の兆しを見せている佐藤輝明の次を打つバッターが固定できると破壊力が一気に上がりそうだ。

 次に投手陣の話題に移ると、開幕当初はロングリリーフとして起用されていたが先発転向のために二軍調整を続けている富田蓮の名前を挙げる。「そこでまた1人入ってローテが確立した時に、『調子が悪い人はすぐに落とされますよ』っていうことになる」と富田が定着するとますますローテションが盤石になり、先発投手陣の間に緊張感を持たせられると語った。

 また、「湯浅が戻ってきたら中継ぎにもっと余裕が出てくるから、早いイニングからどんどん(中継ぎを)突っ込めるようになる。ペナントは良い感じになるんじゃないでしょうか」とコメント。離脱中の守護神・湯浅京己は17日の二軍戦で、1か月ぶりとなる実戦登板を果たしたが、結果は1回3安打2失点とピリッとはしなかった。それでも徐々に実戦感覚を取り戻せば、昨年以上の結果を残す可能性は高い。

 6番を固定でき、富田がローテーションに定着し、湯浅が復帰すれば、今以上の快進撃を見せるかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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