【ヴィクトリアM】3番人気ステレンボッシュは桜花賞以来の復活Ⅴならず 戸崎圭太騎手「伸びあぐねてしまい…」
2025年5月18日(日)15時50分 スポーツ報知
8着のステレンボッシュ(カメラ・荒牧 徹)
◆第20回ヴィクトリアマイル・G1(5月18日、東京競馬場・芝1600メートル、良)
春のマイル女王決定戦に4歳以上の牝馬17頭(ミアネーロは出走取り消し)が出走し、3番人気で戸崎圭太騎手が騎乗したステレンボッシュ(4歳、美浦・国枝栄厩舎、父エピファネイア)は8着に敗れ、昨春の桜花賞以来となる2度目のG1勝利はならなかった。同馬は桜花賞制覇以降、牝馬3冠のオークスで2着、秋華賞で3着。海外初遠征の香港ヴァーズで3着になり、今年初戦の大阪杯では13着に敗れていた。今回は秋華賞以来となる戸崎騎手とのコンビだった。
1着はクリストフ・ルメール騎手が騎乗したアスコリピチェーノ(4歳、美浦・黒岩陽一厩舎、父ダイワメジャー)で、勝ちタイムは1分32秒1。
戸崎圭太騎手(ステレンボッシュ=8着)「いいスタートが決まって、レースは流れに乗ってスムーズな競馬ができたと思う。手応えが良かったので、直線はどれだけ伸びるかなという感じで迎えたんですが、最後追い出してからが伸びあぐねてしまいました」
石川裕紀人騎手(クリスマスパレード=9着)「こういう形は想定していました。それでも道中はいい感じで最後も脚は使っているけど、最後は切れの差も出たのかも。1600メートル自体は悪くなかったですよ」
斎藤新騎手(シングザットソング=10着)「前走は1400メートルを使っていたので1600メートルでどうかなと思いましたが、力むところがなく、折り合いがつきました。最後もしっかり伸びてくれて、いい内容だったと思います」
北村友一騎手(ワイドラトゥール=11着)「落ち着きがあって、馬の雰囲気がすごく良くなっていました。ゲート入りは悪かったけど、駐立は良くて、スタートも普通に決まりました。道中は折り合いがついて、最後まで伸びてくれました。成長を感じる内容でしたし、これからもう一段力をつけてくればと思います」
津村明秀騎手(ラヴェル=12着)「1600メートルは若干忙しい感じはありました。返し馬からきれいなフットワークをしていたんですが、ちょっとおとなしすぎるというか、落ち着きすぎている感じがあった。最近は2000メートルあたりを中心に使っていたので、ちょっとマイルに対応し切れなかった感じですね。道中はいい位置を取れたんですが、直線も伸びそうでラスト1ハロンで止まってしまった」
松山弘平騎手(サフィラ=13着)「スタートも良く、うまく流れに乗ることができて、いい形でいいポジション、リズムで走れました。最後は余力がなくなってしまいましたが、G1で相手もかなり強かったですからね。まだまだ成長できる馬だと思うので、次はいい姿を見せられるように頑張りたいです」
藤野健太調教師(マサノカナリア=14着)「よく頑張ったと思います。前走は53キロのハンデ戦で勝ったばかりでしたけど、大きく負けていないし頑張ってくれました。しまいもしっかり脚を使えていたし、これからが楽しみです」
菱田裕二騎手(ビヨンドザヴァレー=15着)「G1でもやりたいレースはできました。G1でも動じることなく、いい精神状態で臨めました。最後は切れ負けした形でしたが、自分のレースはできました」
坂井瑠星騎手(ソーダズリング=17着)「スタートが速すぎました。もう少しためて行きたかったです。それでもスムーズなレースができて、頑張ってくれたと思います」