【世界卓球】前回銅メダルの早田ひな「今大会は勝てたら、もう100点でいいかな」…女子シングルス1回戦

2025年5月18日(日)22時14分 スポーツ報知

女子シングルス1回戦を突破した早田ひな(カメラ・宮下 京香)

◆卓球 ◇世界選手権個人戦 第2日(18日、カタール・ドーハ=ルサイル・アリーナ)

 【ドーハ(カタール)18日=宮下京香】女子シングルス1回戦で、前回23年大会銅メダルの世界ランク7位・早田ひな(日本生命)が同77位のアディナ・ディアコヌ(ルーマニア)を4—0のストレート勝ちで初戦を突破した。「今までの自分だったらやってこなかったことをやってみたり。いい部分も課題として練習しないといけない部分もあった。今大会は勝てたら、もう100点でいいかなと思っています」と納得の表情を浮かべた。

 昨夏のパリ五輪で痛めた左腕が回復途上ということもあり、シングルス1種目での出場。「緊張もあった」というが、第1ゲーム(G)から多彩なサーブ、シュート回転をかけたフォアドライブも見せて、格下の相手を翻弄(ほんろう)。力のあるフォアハンドドライブが武器だが、「それだけではない部分を見せたい」と話していた通り、多彩な攻撃でストレート勝ちにつなげた。

 5度目の個人戦では2大会連続のメダルが懸かるが、左腕の状態も考慮して今大会は結果よりも、目の前のタスクに集中する。その上で「これまでで一番楽しめたら」とドーハに入っていた。しかし根の部分は勝負師。「全然楽しんでいなくて、めっちゃ勝ちに行っていましたね。試合前はめちゃくちゃ緊張していたんで。うわ、めっちゃ緊張しているわって」と苦笑いした。

 開幕前は「楽しむ」意識のまま入っていたため「あまり世界選手権という感覚がなかった」というが、試合前にグッと緊張感が高まった。想定外ではあったが、早田自身では前向きに捉えており「緊張している時の方がすっと試合に入っていけるし、(楽しく)興奮状態じゃない感じも悪くないなと感じた。そこは自信を持って今後もやっていきたい」と見据えた。

 ケアを入念にした左腕の状態も新たな動きに挑戦できるほど、いい状態を保てている。2回戦以降も試合に入るマインドは継続する意向で「勝ったら100点。今の試合の反省点ができたら150点。どんどん自分を褒めて頑張る」と新しい戦い方で大舞台を戦い抜く。

スポーツ報知

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