260日ぶり復帰登板のカーショー4回5失点で213勝目ならず 初回いきなり3失点、一発も浴びる
2025年5月18日(日)11時42分 スポーツニッポン
◇インターリーグ ドジャース—エンゼルス(2025年5月17日 ロサンゼルス ドジャースタジアム)
過去サイ・ヤング賞3度のドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)が17日(日本時間18日)、本拠でのエンゼルス戦で今季初登板初先発。昨年8月30日のダイヤモンドバックス戦以来、260日ぶりのメジャーマウンド復帰だったが、4回5安打3四球2三振5失点で降板し、同年8月18日のカージナルス戦以来となる通算213勝目はならなかった。
24歳のラッシング捕手と13歳差バッテリーを組み、初回は先頭打者をスライダーで空振り三振に仕留めた。しかし、抜ける球が目立って制球に苦しみ、2四球などで迎えた1死満塁から5番・オハピーに90マイル(約144.8キロ)の直球を左前に運ばれ、2点を先制された。 さらに2死一、二塁から7番・ルーゴに左中間を破られる適時二塁打を浴び、いきなり3失点。 初回だけで38球を費やした。
3—3の同点に追いついてもらった2回は11球で3者凡退に抑えたが、3回に先頭の3番・ウォードにカーブを左翼席へ放り込まれる勝ち越しソロ本塁打を被弾した。4回には1死から8番・アデルにストレートの四球。9番・ニューマンの右中間二塁打で二、三塁とされ、1番・ネトの右翼フェンス際への大飛球はパヘスが好捕したものの、犠飛となって5点目を失った。この回で球数が83球に達し、5回のマウンドに上がることはなかった。
昨季は故障を繰り返してわずか7試合の登板。8月末に負傷者リスト(IL)入りし、チームのワールドシリーズ制覇に貢献できなかった。オフの11月に左膝半月板と左足親指の手術を受けてリハビリを続け、マイナーで5度の登板を経てメジャー昇格していた。