韓国・キウムが元阪神アルカンタラを5800万円で獲得 元ドジャース・プイグをウェーバー公示
2025年5月19日(月)12時30分 スポーツニッポン
韓国プロ野球(KBO)のキウム・ヒーローズがドジャースなどでプレーしたメジャー通算132発のヤシエル・プイグ外野手(34)のウェーバー公示申請の手続きを行った。代替選手として元阪神のラウル・アルカンタラ投手(32)と年俸25万ドル、オプション15万ドルなど総額40万ドル(約5800万円)で契約を結んだ。19日、韓国メディア「OSEN」が報じた。
キウムがプイグのウェーバー公示とアルカンタラの獲得を発表し「今シーズン、攻撃力強化を目指して外国人打者2人体制で運営してきたが、期待ほどの成果を得られなかった」と説明したという。
キューバ出身のプイグは13年にドジャースでメジャーデビュー。17年からは3年連続で20本塁打以上を放った。メキシコなどでプレー後、22年はキウムでプレーし126試合で打率・277、21本塁打、73打点を記録した。ただ、スポーツ賭博の疑いなどもあり1年限りでチームを去った。その後、メキシコなどで現役を続けていた。愛称が「ワイルドホース(暴れ馬)」で、数々の問題行動を起こしたことで知られている。
今季、総額100万ドル(約1億5000万円)の契約でキウムに復帰。ただ、40試合で打率・212、6本塁打、20打点と思うような成績を残せなかった。
一方、新たに加入するアルカンタラは16年にアスレチックスでメジャーデビュー。20年に韓国・斗山で20勝を挙げた実績を評価され、21年に阪神に加入。NPBでは2シーズンで計63試合に登板して4勝6敗1セーブ、防御率3・96。阪神を退団後は古巣・斗山でプレーも昨季途中にウェーバー公示され、退団した。