公取委が警告案 NPB「当機構としては受け入れがたい」フジの取材証没収で独禁法違反おそれ
2025年5月19日(月)23時12分 スポーツニッポン
昨年のプロ野球日本シリーズでフジテレビの取材証を没収したのは独禁法違反(不公正な取引方法)に当たる恐れがあるとして公正取引委員会が19日、再発防止を求める警告案を日本野球機構(NPB)に通知したことを受け、NPBがコメントを発表した。
「警告の前提となる事実認定や評価に重要な誤りがあり、法解釈としても疑義があるなど、当機構としては受け入れがたいため、警告が決定し公表された時点で、当機構としての正式な見解を表明いたします」とした。
没収した理由は、日本シリーズ中継と同じ時間帯に大谷翔平選手らが出場する米大リーグ・ワールドシリーズの番組を放送したことで、公取委は野球コンテンツに関してNPBと競争関係にある米大リーグ機構(MLB)などとの取引を萎縮させる対応と判断したとみられる。