伊東勤氏 西武監督時代にトレード成功した広島の代走要員「もっと使い道がある...」
2025年5月19日(月)20時19分 スポーツニッポン
西武、ロッテの監督を歴任した伊東勤氏(62)が、自身のYouTube「110チャンネル【伊東勤】」を更新。西武監督時代にトレードを成功させた念願の選手を明かした。
巨人とソフトバンクの間で2対1のトレードが成立。今回は巨人側がリチャードを欲しがった結果だった。
伊東氏も西武監督時代に「この選手はもったいない」とトレード獲得を狙っていた選手がいた。
福地寿樹選手。広島ではチーム事情から終盤の代走要員という位置づけだったが、「もっと使い道があるのに…」と思っていたという。
球団の編成担当にお願いを続け、2006年3月に青木勇人との交換トレードで獲得した。
伊東氏は「レギュラーとして使いたい」と本人に伝え、福地も意気に感じて練習に励んだ。
移籍1年目は自己最多タイの91試合でキャリアハイの333打席で打率・289、4本塁打の数字を残した。2年目になるとさらに117試合に出場。レギュラー級の活躍だった。
伊東氏は「外野のスタメンで使うようになってバッティングのコツをつかんだ」と振り返った。
福地は2007年オフに石井一久のFA加入で人的補償としてヤクルト移籍。翌2008年から2年連続盗塁王を獲得し、クリーンアップも任される主力選手に成長した。