連日の“もろ差し作戦”で友風が勝ち越しに王手　「自分の持ち味は突き押し。もっと磨きをかけたい」

白鷹山（左）を押し出しで破った友風（カメラ・今西　淳）

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◆大相撲夏場所１０日目（２０日、東京・両国国技館）

　東十両７枚目・友風（中村）が東４枚目・白鷹山（高田川）を押し出して７勝３敗。４場所ぶりの勝ち越しに王手をかけた。

　２日連続のもろ差し狙い。立ち合いですぐに２本を入れて前に圧力をかけ、最後は両ハズで押し出した。

　「作戦通りです。昨日の一番もそうですけど、白鷹山関も苦手な相手なんです。過去は２回しか勝っていない。ほとんど押し出されている印象です。すると師匠（中村親方＝元関脇・嘉風）から『白熊との一番と同じようにもろ差しで行ったらどうだ』と言われたでの試してみました。作戦通り、イメージ通りでした」と笑顔で振り返った。

　これで４場所ぶりの勝ち越しに王手をかけた。過去、３場所はすべて７勝８敗の成績だった。「（過去３場所に比べ）あまり変わっていません。たまたま１０日目までの成績が良かったということです」と謙虚だた。