元大関・朝乃山が幕下で勝ち越し 十両復帰絶望も「落ち込んでいてはダメ」
2025年5月20日(火)15時28分 スポーツ報知
朝乃山(右)が突き出しで鳴滝を破る(カメラ・今西 淳)
◆大相撲夏場所10日目(20日、東京・両国国技館)
西幕下14枚目朝乃山(高砂)が勝ち越しを決めた。西同13枚目の鳴滝(伊勢ノ海)を立ち合いから前に出て、圧倒し突き出した。元大関は「よく見て、相手の重心を崩せたと思う」と胸を張った。
二番相撲で敗れ、来場所での十両復帰は絶望になった。それでも「落ち込んでいてはダメ。しっかり切り替えないといけない」と前を向いている。多くの観客が入った十両土俵入り後の取組については「温かい声援が力になっている」と感謝した。