J2最下位の愛媛が石丸監督を解任 四国ダービー敗戦で「最後のタイミングと判断」
2025年5月21日(水)12時11分 スポーツニッポン
J2最下位の愛媛は21日、石丸清隆監督(51)との契約を20日付で解除したと発表した。21日の練習から青野慎也ヘッドコーチ(45)が暫定的に指揮を執る。J2では今季初の監督解任となった。
クラブOBの石丸氏は13〜14年に愛媛、15〜16年に京都、20〜21年に山形で監督を務め、22年にJ3へ降格した愛媛の監督に再び就任。23年にJ3優勝を果たしてJ2復帰へ導き、昨季は17位で残留を果たしていた。今季は開幕からリーグ戦9試合勝ちなしと苦しみ、16節終了時点で1勝7分け8敗の勝ち点10で最下位に沈んでいる。
愛媛は村上忠社長、村上茉利江GM、青野大介フットボールダイレクターの連名でコメントを発表。「シーズン序盤からの大幅な遅れを取り戻すべく、マネジメントのやり方を変え、コミュニケーションの質と量を向上させることでトレーニングからの風土改革に取り組んでまいりました」と説明した上で、18日の徳島との四国ダービーに0—2と敗れたことを受け「残り少ない時間の中でこの状況を打開し、ここから勝利していくための大きな刺激と戦術的な変化を起こすには、最後のタイミングであると監督交代の判断をいたしました」と明かした。
石丸氏はクラブを通じ「就任以来、チームの力を最大限に引き出すべく全力で取り組んでまいりましたが、結果として期待に応えることができず、大変申し訳なく思っております」とコメントした。