先発転向のロッテ・横山 自己最長の5回零封でオリックス止める 吉井監督も絶賛「またチャンスを」
2025年5月23日(金)5時30分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ ロッテ9−1オリックス(2025年5月22日 京セラD)
ロッテの若き右腕が、オリックス戦の開幕からの連敗を6で止めた。今季初先発の横山が、自己最長の5回2安打無失点の好投で6年目で初の先発勝利。「自分なりにしっかり投げられましたし、チームも勝ったので良かった」と声を弾ませた。
ドジャース・佐々木と同期入団の23歳。昨季は43試合登板など、救援投手として地位を固めた。今季も救援でスタートしたが4月29日に2軍降格。短いイニングで力みがちな傾向を打ち破るため、吉井監督の発案で先発に転向した。2軍で2試合計7回2/3を投げるなど準備を進め、先発投手として1軍に帰ってきた。
150キロ超の直球を中心に強気の攻めを貫いた。先発は通算3度目だが、過去2度はいずれもブルペンデーの1番手だった。吉井監督は「彼にとっては未知の領域。頑張ってくれました」と絶賛。「先発としてまだ覚えることはたくさんある。2軍で先発して、またチャンスをと思ってます」と今後は一度、2軍に戻るが、先発を続けさせる方針を示した。
オリックスがリーグ3連覇を決めた23年9月20日には、2点リードの7回に5失点で逆転される悔しさを味わった。同じ京セラドームで雪辱の白星。「一つ成長かなと思います」とかみしめた。 (大内 辰祐)
【池田 プロ初連発!】
ロッテ・池田がプロ初の1試合2発、しかも2打席連続本塁打を放った。名前は来翔(らいと)だが左翼へ2本を放り込み5打点。大勝に貢献した。1—0の6回2死一、二塁から2年ぶりの本塁打となる今季1号の左越え3ランを放つと、7回にも2死一塁から左越え2ラン。背番号00は「ラストチャンスだと思って毎回やってます。追い込まれてから、しっかり自分のスイングができたのが良かった」と胸を張った。