巨人・井上温大「みんなで勝ち取った勝利」野手、救援陣に感謝 高校時代、縁がなかった甲子園で3勝目

2025年5月21日(水)22時45分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人5—4阪神(2025年5月21日 甲子園)

 巨人の6年目左腕・井上温大投手(24)が21日の阪神戦(甲子園)で今季8度目の先発登板。6回6安打2失点と好投して4月22日の中日戦(東京D)以来4試合ぶりとなる今季3勝目(3敗)をマークした。阪神戦は初勝利となる。

 4点リードが最後は1点差での逃げ切り勝ちとなったが、雨天の敵地でヒーローインタビューに臨んだ井上は「野手の皆さんが4点という大きな点を取ってくれて、楽にピッチングすることができたので本当に感謝したいです」といつもの人懐っこい笑顔。

 チームは0—0のまま迎えた4回、無死一、二塁から8番・浅野のチーム28イニングぶり適時打となる二塁打で1点先制。さらに井上自身もスクイズには失敗したものの遊ゴロで1点叩き出し、吉川の適時打などでもう2点。一挙4点リードとなった。

 自身の投球については「粘り強く低めにていねいに。ランナー出しても本当に我慢して投げ続けようって思ってたので、それができて良かったです」。

 降板直後の7回に2番手左腕・中川が2失点して1点差とされたが、田中瑛、大勢、マルティネスの継投で1点差を守り切った。

 「自分自身は勝利から遠ざかっていたので、本当に中継ぎの皆さんも必死につないでくれて、みんなで勝ち取った勝利だと思います」。そう話す顔には充実感がにじんだ。

 5月6日の阪神戦(東京D)では主砲・岡本が初回の一塁守備中に打者走者と交錯して負傷離脱するという衝撃的なシーンもあって初回に2点先制を許すと、2回2点、3回2点と失点を重ねて3回8安打6失点(自責2)で敗戦投手になった。今回はそれ以来、今季2度目の阪神戦だった。

 「やっぱりやられてばっかりではいけないので、今日は絶対にやり返そうと思って投げてました」という24歳。高校時代は縁がなかった甲子園で、先発としては初登板だった。

 「本当に素晴らしい球場で投げさせてもらって、こうやって勝ちを付けることができたので本当にうれしいです」と声を弾ませ、最後は「皆さん、夜遅くまでこうやって試合を見に来てくださって本当にありがとうございます。ジャイアンツももっとどんどん勝って1位になれるよう頑張っていきます。応援よろしくお願いします」と笑顔でG党に呼びかけていた。

スポーツニッポン

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