巨人・浅野翔吾がチーム28イニングぶり適時打放つ 3戦ぶりスタメン&15打席ぶり安打が先制二塁打
2025年5月21日(水)19時42分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人—阪神(2025年5月21日 甲子園)
巨人の浅野翔吾外野手(20)が21日の阪神戦(甲子園)でチームにとって28イニングぶりとなる適時打を放ち、先制点を叩き出すとともに好走塁で2点目もゲットした。
「8番・左翼」に入り、3試合ぶり今季8度目の先発出場。0—0で迎えた4回だった。
中山の四球と甲斐の左前打で無死一、二塁となり、チャンスで入った第2打席。相手先発右腕・ビーズリーがカウント2—2から投じた6球目、外角スライダーを左翼線へ弾き返す適時二塁打とし、二走・中山を先制のホームへと迎え入れた。
ここで相手マウンドが2番手左腕・富田にスイッチ。9番に入っている先発左腕・井上のスクイズは失敗に終わって三本間で挟まれた甲斐がタッチアウトとなったが、浅野は三塁へ進んだ。
この1死三塁の場面で井上が遊ゴロ。浅野はこの打球で本塁へ果敢にヘッドスライディングした。
球審の判定はアウトだったが、浅野は自信満々のジェスチャーで三塁側ベンチにリクエストをお願い。阿部慎之助監督(46)のリクエストを受けた審判団によるリプレー検証の結果、判定が覆って巨人に2点目が入った。浅野はベンチでガッツポーズ。巨人ベンチが活気づいた。
浅野はこれが15日広島戦(マツダ)の第1打席以来、15打席ぶり安打。巨人はさらに吉川の適時打などでこの回一挙4得点。試合前まで2勝8敗と相性の悪い阪神戦で大きな先制劇となった。
▼浅野 打ったのはスライダーです。追い込まれていたので、食らいついていきました。先制できて良かったです。
▼吉川 チャンスだったので次につなぐ気持ちで打席に入りました。良い結果になり良かったです。