【RIZIN】宇佐美正パトリック 約1年ぶりMMA勝利へレスリング強化!「アグレッシブにいける」

2025年5月21日(水)12時30分 スポーツニッポン

 5月31日に開催されるRIZIN初韓国大会「RIZIN WORLD SERIES in KOREA」に参戦する総合格闘家の宇佐美正パトリック(25=クレイス)がスポニチアネックスのインタビューに応じた。約1年ぶりのMMA勝利に向けて自信の言葉を並べた。

 「日本の国旗を背負う気持ちでしっかり戦いたい」

 パトリックは高校時代にアマチュアボクシング6冠を達成。その後MMAに転向。22年10月からRIZINに参戦している。昨年6月の「RIZIN.47」では、世界の舞台で戦ってきた徳留一樹に1RKO勝利で1年半ぶりの白星を飾った。しかし9月の「RIZIN.48」では矢地祐介に判定負け、さらに12月の「DEEP123」でも積極的な戦い方を見せられず西川大和に判定で敗れて2連敗を喫した。

 その悔しさを晴らすために、短期間となったが大みそかの「RIZIN DECADE」第1部「雷神番外地」に参戦。ブレイキングダウンで活躍する細川一颯(フリー)から強烈ボディーで2RKO勝利を飾った。「勘違いされたくなかった。自分もボクシングで頑張ってましたし、やっぱりRIZIN選手は強いんやなというイメージを与えることができたと思う」と回顧した。

 今年初戦はUFCでも活躍した“コリアンゾンビ”ことジョン・チャンソンの推薦選手であるキム・シウォン(韓国)と対戦。パトリックにとって、韓国選手との試合は苦い思い出がある。23年4月の「RIZIN.41」で、初の国際戦としてキム・ギョンピョ(韓国)と対戦。試合では1Rリアネイキッドチョークでタップアウト負けを喫した。

 しかし「嫌なイメージはないし、楽しみにしかない」と苦手意識がないと強調。「今回の相手はアグレッシブ。打撃が好きな選手と聞いてますけど、しっかり対応できるように準備する。熱いファイトができる」と分析した。

 そして約1年ぶりのMMA勝利に向けてレスリングを強化していると明かした。「タックルはだいぶ取られなくなってきてるし、逆に自分から積極的にタックルを取れるようになってきた。“宇佐美パトリックは手を出さず、待ちすぎだ”って言われるんですけど、今回は自分からしっかりアグレッシブにいける」と自信の言葉を並べた。

 さらに「タイトルマッチに臨む選手たちとのスパーリングでも打撃からテイクダウンにしっかり繋げられてる。打撃を当てられてるし、しっかり寝かせて、その後のポジションも取れてる。試合になっても対応できると思っている」とアピールした。

 今大会は弟のメイソンと兄弟参戦となる。「俺たち兄弟で時代を創っていかなアカンと思ってる。メイソンと一緒にRIZIN参戦して、2人で花火をブチ上げる」と熱い思いを口にした。そして「今年はしっかり全部KOで倒す。勢いに乗って、波に乗るパトリックを見せた」と意気込んだ。

 最後に「めちゃくちゃヤバいと思ってもらえるような試合をする」とファンへメッセージを送った。(酒井 卓也)

スポーツニッポン

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