楽天・浅村 連続試合出場1346でストップ 2000安打達成前に無安打続き「前を向いてやるしかない」

2025年5月21日(水)5時30分 スポーツニッポン

 ◇パ・リーグ 楽天0—1西武(2025年5月20日 盛岡)

 通算2000安打まで残り2本に迫る中、もう一つの偉業に終止符が打たれた。楽天・浅村は今季初めて先発を外れ、最後まで出場しなかった。歴代4位の1346試合連続出場で止まり、「切り替えがまだできていないですが、前を向いてやるしかない」と声を振り絞った。

 大台まで残り9本のカウントダウンに入ってから自己ワースト更新の35打席無安打。直近も再び13打席連続無安打の足踏みだった。試合中は準備する様子がほとんど見受けられず、9回の好機でも声がかからず、浅村以外のベンチ入り野手全員が出場。三木監督は「野球人としてリスペクトしている」と強調した上で「球団、GMを含めて総合的に判断した」と説明し、苦渋の決断だったことをうかがわせた。

 11年をまたいだ記録は止まっても、歩みは続く。試合終了直後には妻でタレントの淡輪ゆきがSNSを更新し「今日という日を一生忘れないと思います。浅村栄斗という人を心から誇りに思います。1346試合、本当にお疲れ様でした」とねぎらった。浅村も「ここまでやってきた自負もあるが、結果が全てのスポーツ。野球人生が終わったわけじゃない」と前を向いた。(花里 雄太)

 ≪継続中の連続試合出場の最多は阪神・中野≫浅村(楽)が20日の西武戦に出場せず、西武時代の15年8月8日オリックス戦から始まった連続試合出場が1346試合でストップした。衣笠祥雄(広)2215試合、鳥谷敬(神)1939試合、金本知憲(広、神)1766試合に次ぐ史上4位、パでは1位の記録だった。なお、浅村の記録がストップしたことで継続中の連続試合出場の最多は中野(神)の359試合となる。

 ▼楽天・石井一久GM(浅村の連続試合出場ストップに)チームとしていろいろなことを考えながらシーズンを進めたいという話を彼としました。(野手では唯一出場なしで)無理やりそうすることではなく、延長になった時は彼の力が必要。ただ優先順位として、今日は一番後ろ(の出番)でスタンバイしてもらった。

スポーツニッポン

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