山本由伸7回1安打、6回まで「ノーノー」…6勝目ならずもチームは連敗止める
2025年5月21日(水)14時26分 読売新聞
ダイヤモンドバックス戦に先発したドジャースの山本由伸(20日)=AP
米大リーグ・ドジャースの山本由伸は20日(日本時間21日)、本拠地・ロサンゼルスでのダイヤモンドバックス戦に先発。七回まで投げて1安打2四球で無失点、9奪三振と快投を披露した。六回までに許した走者は四球の1人だけだったが、七回先頭のマルテに右翼へのヒットを浴び、無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)はならなかったが、得点は許さなかった。勝ち投手の権利を持って降板したが、九回に追いつかれ、6勝目(3敗)はならなかった。チームは延長10回、4−3で逆転サヨナラ勝ちし、連敗を4で止めた。1番指名打者で出場した大谷翔平がサヨナラのホームを踏んだ。(デジタル編集部)
8日のダイヤモンドバックスとの対戦では、満塁本塁打を浴びるなど5回6安打5失点で3敗目を喫した山本だが、この日は立ち上がりから切れも制球もよく、ドジャースとそん色ない強力な相手打線を抑え込んだ。四回一死から2番マルテに四球を与え、初めての走者を許したが、後続を三振と一ゴロに抑えた。
五回は、前回の対戦で満塁本塁打を許したモレノを三飛、スミスを見逃し三振、ペルドモを左飛に抑えた。
8番打者からの六回は、見逃し、空振り、見逃しで3者連続三振を奪った。
七回に無死から2番マルテに右越えのヒットを浴び、暴投で二塁進塁を許した。しかしここから、グリエルを三ゴロ、ネーラーを二ゴロに抑えた。モレノにはストレートの四球を与え、二死一、三塁のピンチとなったが、スミスからはカットボールで空振り三振を奪った。球数はメジャー自己最多の110球に達し、ここで降板となった。
大谷翔平は1番指名打者で出場。八回の第4打席で左中間二塁打を放った。他の3打席は、左飛と二ゴロ、二ゴロ、申告敬遠。延長十回には、マンシーの中犠飛でサヨナラのホームインを果たした。