【中日】カリステの1安打のみで今季10度目の完封負け…井上監督「余裕を持って投げさせてしまった」
2025年5月22日(木)21時6分 スポーツ報知
戦況を見守る井上監督(カメラ・池内 雅彦)
◆JERAセ・リーグ DeNA4—0中日(22日・横浜スタジアム)
中日は打線が今季最少の1安打と沈黙し、同10度目の完封負けを喫した。3連戦のカードは5カード連続負け越しとなった。
DeNAの先発・石田を前に7回まで1安打。5回にカリステが左前打で唯一のHランプをともしたが、後続が断たれた。
1か月ぶりに1軍で先発したカイル・マラー投手は、6回途中10安打4失点で今季3敗目を喫した。初回1死一、三塁。4番・オースティンの打席で、暴投の間に先取点を許した。続く松尾に死球を与えると、なおも2死一、二塁から、蝦名の左翼適時打で2点目を奪われた。立ち上がりから制球に苦戦し、3者凡退に抑えたのは2回のみ。3回以降は、毎回走者を置く苦しい展開だった。6回には三森、桑原の適時打を含む4安打でさらに2失点とし、2死一塁で降板。「粘りきれず、悔しい」と唇をかんだ。今季5度目の登板も、来日初勝利はお預けとなった。以下は井上監督の一問一答。
—マラーの投球は
「最初に、バタついた。でも、回を追うごとにちょっと落ち着いてきたかなってのも見えた。今後のことも考えて、5回で(ベンチに)上げるところを投げさせようっていうのは俺の判断。もう少し、いいパフォーマンスを見せてくれるかなっていう期待もあったけど、それを繰り返していくうちに、よくなるのかなっていう長い目で見てあげないとあかんのかなっても思う」
—打線は石田投手のペースを崩せなかった
「バタついて最初に2点をあげたことが、(石田投手を)余裕を持って投げさせてしまった。3つぐらいファインプレーもあったし、あれで投手はどんどん(勢いに)乗っていくってこともある」
—明日から本拠地で阪神戦
「アウェーもホームも、試合に臨むもの(気持ち)はいつもと同じ。でも、ホームゲームは大声援(がある)。選手が普通なら出ないような力も出ちゃったりとかするってことを考えたら、ホームはいいよね。明日はまた切り替えてやらせます」