オリックス・宮城でロッテ戦開幕から6連勝!通算100登板を本拠で飾った「この調子で続けられるように」
2025年5月22日(木)5時45分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ オリックス6—1ロッテ(2025年5月21日 京セラD)
オリックス・宮城が、自身通算100試合目の登板を白星で飾った。「(状態は)そこまで良くはなかった」と言いながらも、8回6安打1失点の好投。4月13日楽天戦以来5試合ぶりの3勝目に、力を込めた。
「きょうみたいな投球を続けられたら勝てることを、改めて感じている。この調子で続けられるように」
興南(沖縄)からプロの門を叩いた1年目の20年。大阪・舞洲の球団施設で漆原(現阪神)の直球に目を奪われたのがプロとしての一歩目だった。「一番最初に見て、すごい球投げているな…と。そこから1軍に上がって、山岡さんや(山本)由伸さんの球を見て改めてすごいなって」。先輩たちの背中を追い続け、最速はプロ入り時の149キロから現在155キロにまで到達。「普通のトレーニングしかしていないですよ。特別なことはしていないし、適当にやってます」と笑いながらも、努力を積み重ねて挙げた通算45勝目だ。
「(100登板の)実感は全くないですけど、積み重ねて長く野球ができればいいかなと」
ロッテ戦では23年9月10日以来の白星で、チームは8連勝した04年以来、21年ぶりのロッテ戦開幕6連勝。5月6カード目で初のカード勝ち越しをもたらしたエースが、さらなる飛躍へと突き進む。(阪井 日向)
≪広岡は適時打×2≫オリックス・広岡が2本の適時打を放つなど勝利に貢献した。5回2死満塁でロッテ・西野から先制の左前適時打。2点リードの7回無死一塁でも右中間への適時三塁打で貴重な追加点を挙げた。「なにか事を起こすようにと意識している。(最初に)タイムリーが出たことで、少し楽になった」。中堅守備でも5回先頭で池田の大飛球を好捕。内外野をこなす移籍3年目の男は「そういう(複数ポジションを守る)選手だと自分でも思っているので」と力を込めた。