大の里 横綱見えた!!自己新の12連勝で2場所連続Vに王手 白鵬以来10年ぶり13日目決定へ

2025年5月23日(金)4時28分 スポーツニッポン

 横綱昇進を目指す単独首位の大関・大の里は伯桜鵬をはたき込みで下し、全勝を守った。初日からの12連勝は自己最長。唯一の2敗だった横綱・豊昇龍が結びで関脇・霧島に敗れたため、きょう13日目に大の里が大関・琴桜に勝てば、2場所連続4度目の優勝が決まる。過去12日目の3差からの逆転優勝はなく、昭和以降最速となる初土俵から所要13場所での綱獲りへ大きく前進した。

 土俵下で波乱の結びを見届けた大の里が軽やかな足取りで支度部屋に戻ってきた。唯一2差で追っていた豊昇龍が敗戦。2場所連続優勝に王手をかけた大関は柔和な表情ものぞかせ「相手が見えていた。落ち着いて取れました」と振り返った。

 自己最長12連勝へのチャレンジはあっけなく完遂した。プロでは初対戦の伯桜鵬。久しぶりの対戦に加え、相性の良くない左四つ。不安材料はあったが、全く問題にしない。相手が低いとみるや、とっさのはたきで前のめりにさせた。土俵下の粂川審判長(元小結・琴稲妻)は「負ける気がしない感じになっている。強いですね」とべた褒めした。

 初の綱獲りも緊張どころか持ち前の豪快な取り口で連勝街道を突っ走る。ついに王手がかかり、出身地の石川県津幡町、中学高校を過ごした新潟県糸魚川市、二所ノ関部屋がある茨城県阿見町ではパブリックビューイングの開催が決定。快挙の瞬間を見届ける。

スポーツニッポン

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