大谷翔平が9打席連続無安打で打率3割切る ブーイング浴びて雨の中4打席目まで安打なし
2025年5月24日(土)11時44分 スポーツ報知
◆米大リーグ メッツ—ドジャース(23日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が23日(日本時間24日)、敵地・メッツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、3点をリードした6回1死走者なしの4打席目は一ゴロに倒れ、9打席連続無安打となった。打率も3割を切って2割9分9厘となった。
メッツの先発は、グリフィン・キャニング投手(29)。昨季までエンゼルスに所属し、19〜23年は大谷とも同僚だった。昨季対戦した際には3打数無安打。今季は試合前の時点で9登板で5勝1敗、防御率2・47と安定した投球を続けて好調だった。
雨の中迎えた初回先頭の1打席目は、カウント2—2から6球目の低めのスライダーに中途半端なスイングで打球速度52・7マイル(約84・8キロ)というボテボテの当たりの投ゴロ。両軍無得点の3回1死一塁で迎えた2打席目は3ボールからの4球目に一塁後方へ強烈なファウルを打ったが、最後は内角のカットボールをしっかりと見極めて四球を選んだ。その後大谷が二塁走者だった3回2死二、三塁でフリーマンの打席で雨が強くなって1時間38分間中断。再開後にT・ヘルナンデスの左前適時打で本塁を踏み、ドジャースは3点を先取した。2点をリードした4回2死一塁の3打席目は、敵地とあって大ブーイングを浴びせられ、2番手右腕・クラニックの前に空振り三振に倒れた。
大谷は19日(同20日)の本拠地・ダイヤモンドバックス戦で左翼席に17号ソロを放ったが、その後の2戦は本塁打が出ず、2戦で1安打しか出なかった。それでも5月はここまで19試合に出場して両リーグ最多の10本塁打。4月28〜30日の本拠地・マーリンズ3連戦から7カード連続で本塁打を放っている。
試合前練習中にはグラウンドに出てきて、メッツ・千賀滉大投手(32)、ドジャース・山本由伸投手(26)と談笑した大谷。その後、重さの異なる「プライオボール」で壁当てをすると、約9分間キャッチボール。ロバーツ監督はあす24日(同25日)にライブBP(実戦形式の打撃練習)で登板することを明言した。大谷が打者相手に投げるのは23年9月の右肘手術前最後の登板になった同年8月23日の本拠地・レッズ戦以来640日ぶりとなる。