巨人・泉口 東京ドーム1号だ!V撃だ!3打点で4連勝導く 大阪桐蔭先輩の楽天・浅村2000安打お祝い

2025年5月25日(日)5時30分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人4—2ヤクルト(2025年5月24日 東京D)

 偉大な先輩の快挙に、花を添えた。巨人・泉口が2—2の8回2死一、二塁で左中間を破る決勝の2点二塁打。「しっかり準備できていた。チャンスだったので思い切って振っていこうと思っていました」と胸を張った。

 大阪桐蔭出身の楽天・浅村が2000安打を達成した日に、2安打3打点の大暴れだ。4回には2年目で東京ドーム初本塁打となる右越えソロ。「大阪桐蔭で歴代No.1ショートだと思う。凄く尊敬しています」という9学年上の先輩を祝う活躍だった。名門校の遊撃で同じ背番号6を背負い、春夏は違えど甲子園優勝に貢献した系譜をたどる26歳は「凄くうれしい」と笑顔を見せた。

 築いた基礎が生きている。今季2号は短く持ったバットから生まれた。内角の厳しいカットボールに対応し「うまいこと体を回転して打つことができた」。大阪桐蔭では「しっかり捉えれば大振りしなくても飛ぶのを覚えるため」とオフシーズンは木製バット限定だった。確実に芯で捉える、シャープなスイングが染みついていた。

 「先輩」とは縁でつながる。この日はオフに弟子入りした吉川とのアベック弾。今季1号は同じ自主トレの師匠・岡本との共演だった。「何かそういうのあるのかな。うれしいですね」。左肘じん帯損傷で離脱中の主砲のアームスリーブを着ける背番号35がチームを4連勝に導き、首位・阪神とは0.5ゲーム差の3位に浮上。4位・広島まで4チームが1差で争う大混戦となったが「その日その日、結果を残すだけ」と泉口。存在感は増すばかりだ。(小野寺 大)

 ▼巨人・阿部監督(泉口は)嫌な流れを払拭してくれた一打だった。ずっと頑張ってくれている。

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