丸佳浩 初球を「絶対に振ろう」と決めていた 今季初打席で初球安打 支えてくれた人たちにささげる

2025年5月27日(火)22時12分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人1—2広島(2025年5月27日 富山)

 巨人の丸佳浩外野手(36)が27日、今季初めて出場選手登録され、同日の広島戦(富山)で代打に登場。今季初打席の初球を左前打していきなり今季初安打をマークした。

 1—2と1点を追う9回に待望の出番がやってきた。

 この回から6番手として登板した相手守護神・栗林に対し、巨人は2死一塁とし、ここで丸が9番に入っていた3番手右腕・船迫の代打に登場。栗林が投じた初球、真ん中付近のカットボールを叩いて一、二塁間を抜き、一走・浅野の好走塁もあって一、三塁とチャンスを広げた。

 増田陸が空振り三振に倒れて試合終了となったが、巨人にとっても丸にとっても明るい材料となる今季初打席初安打だった。

 試合には敗れ、チームの連勝も5でストップしたが、丸は「本当はあんまりこういうことはしないんでしょうけど、今日の打席に関しては初球は絶対に振ろうって決めてたんで、はい。2カ月ぐらいリハビリに携わってくれた方々のことを思いながら打席に立とうと思いまして。まあ、僕のというよりはリハビリ、故障班の気持ちをのせたヒットだったんじゃないかなと思います」と初球を振ると決めていたと明かした。

 「故障班のトレーナーの皆さんとか、そこは僕のなかで、そこに一振りというか、あんまりそういうことしない柄なんですけどね、そういう思いがあったと。種田トレーナーはじめね、たくさんのトレーナーがサポートしてくれたので、そういう思いを持ちながら打席に立ちました」

 その結果が初球を打っての安打。「自分のなかで最初にヒットが出てくれて良かったと思うし、明日からまた。僕個人のことというよりはしっかりチームが勝てるように、できることをしながら。カープにはなかなかこう、苦しい試合をさせられているので何とか明日一つ、やり返したいなと」と気合を入れ直していた。

 丸は3月22日に行われたロッテとのオープン戦(東京D)に「6番・中堅」で先発出場。6回の第3打席で右前適時打を放った。だが、走塁中に負傷。大城卓の二塁打で三塁へ進んだあとに代走・オコエを出されてベンチに下がった。その後、「右大腿二頭筋筋損傷」と診断されて長期離脱を余儀なくされ、15年ぶりに開幕1軍を逃していた。

 今月16日の2軍戦で実戦復帰。24日には左越えソロを放って「(患部は)心配ない」と話していた。

スポーツニッポン

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