J2磐田は公式戦5戦無敗 リーグ最少16戦6失点の徳島を佐藤凌我の3戦連発で打ち砕く

2025年5月24日(土)5時25分 スポーツ報知

晴れやかな笑顔で体を温める磐田の佐藤凌我(中央)

 公式戦4連勝中で5戦負けなし(4勝1分け)のJ2ジュビロ磐田は23日、アウェー・徳島戦(25日)に向けヤマハ大久保グラウンドで一部非公開調整。FW佐藤凌我(26)が3戦連発を狙う。

 佐藤はジョギングなど軽いメニューで調整。21日のルヴァン杯・G大阪戦(2〇1)で「プロになってからは初めて」という延長120分フル出場からの回復に努めた。

 疲れは残っているが、充実感もある。1トップを任され、ピッチを全力で走り回って攻守に貢献。0—1の後半35分には、左からのクロスのこぼれ球をダイレクトで蹴り込んで追いついた。「ガンバに勝ったことは自信になります。次(プレーオフラウンド)もJ1のチーム(湘南)と戦える。勝って上に進みたい」と話す笑顔は晴れやかだ。

 17日のホーム・いわき戦では1—0の後半15分から出場し、3分後にダメ押し点を奪った。チームは公式戦4連勝と波に乗っており、自身も2戦連続ゴール中。「チャンスは毎試合ある。確実に決めたい」と3戦連発へ意欲をのぞかせた。

 勝ち点で1上回る5位・徳島の総失点は16試合でリーグ最少の6。同21失点の6位・磐田と比べて、堅守が際立っている。ジョン・ハッチンソン監督(45)は「崩すのは大変だろう。カウンターにも気をつけないと」と気を引き締める。

 それでも佐藤は「攻撃的に行けば点は取れると思う」と連係に自信を見せた。4月下旬に3連敗と苦しんだが、今月は5戦負けなし。前線からの激しい守備と、相手の裏を狙う速い攻撃がかみ合ってきた。目指すサッカーの共通理解が進み、全員の意思が統一され、選手は自信を持っている。「前期は残り3試合。全勝を目指していきたい」。さらに勝利を重ねて、自信を確信に変える。(里見 祐司)

 〇…佐藤と同じくルヴァン杯でフル出場したMF川合徳孟(とくも、18)が徳島戦へ闘志を燃やした。シャドーの位置に入ったG大阪戦は「ゴールに近い選手を選んだ」と、延長後半5分にMFジョルディ・クルークス(31)へ絶妙のスルーパス。そのシュートのこぼれ球を特別指定の吉村瑠晟(関大4年)が決めた。自信になる勝利だったが「自分でも点を決められる場面があった。もっと結果にこだわらないと」と貪欲。アピールを続けて出番を増やしていく。

スポーツ報知

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