フレッシュ球宴→ドラフト指名の阪神・早川太貴ルート再現へ くふうハヤテ・大石航が3勝目で猛アピール

2025年5月24日(土)5時35分 スポーツ報知

先発で3勝目を挙げたくふうハヤテ・大石航

◆ファーム交流戦・くふうハヤテ4—3日本ハム(23日・愛鷹)

 くふうハヤテが日本ハムを4—3で破り今季2度目の2連勝。フレッシュオールスター(7月20日、丸亀)・ウエスタン選抜の推薦選手に選ばれた大石航投手(23)=藤枝明誠高出=が、先発して7回途中2失点(自責1)で3勝目を挙げた。同じく推薦選手の篠原玲央外野手(23)は3回に先制打を放った。

 大石がフレッシュ球宴出場へ猛アピールした。先発した183センチ左腕は1—0の4回に味方失策が絡み2点を失うも、6回2/3を3安打3四球で3勝目。相手打線には水谷、マルティネス、清水優、田宮、上川畑ら1軍経験豊富な選手が連なったが、きっちり抑えた。「強力な打線だったので、打たれてもいいという気持ちで投げました」と笑顔で振り返った。

 22日にフレッシュ球宴の出場推薦選手(イースタン60人、ウエスタン48人)が発表され、くふうハヤテからは8人が選出された。本番の出場は各リーグ24人(イースタンは各チーム3人、ウエスタンは同4人)で、監督らによる選考を経て6月20日に発表される。昨年は早川太貴投手(25)、増田将馬外野手(26)が出場し、早川は同年のドラフト会議で阪神から育成指名を受けた。「自分も同じく選ばれて、ドラフトに向けていい流れに乗りたいです」と力を込めた。

 静岡・榛原郡吉田町出身で、藤枝明誠2年時の秋はエースとして同校初の県優勝に貢献。福岡の日本経済大を経て今季加入した。ここまで9登板で3勝3敗、防御率3・72と結果を残しており、直球は最速147キロまでアップした。元日本ハムの中村勝投手コーチ(33)らNPB経験者からの話を聞き、配球面などで自信が深まったという。地元での成長を糧に夢舞台を目指していく。(伊藤 明日香)

 〇…在籍2年目の篠原が3回1死一、二塁から日本ハム・福島のフォークを右前先制打。共栄大出身の右打者で、今季は中堅手としてスタメンに定着。フレッシュ球宴については「ドラフト上位で年齢が近い選手が集まるので出たいですね。選ばれるために頑張るしかないです」と気合十分だ。赤堀元之監督は走塁、守備に加えて打撃時のコンタクト率が上がったと評価していた。

スポーツ報知

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