レジェンドレスラーの「長女」 心希、大流血のデビュー戦で桜井麻衣に大善戦「最高のデビュー戦ができた」…母は大絶賛「100点!」

2025年5月24日(土)15時54分 スポーツ報知

デビュー戦後、母の大向美智子さんと記念撮影する心希

◆マリーゴールド「Marigold SHINE FOREVER 2025」(24日、代々木第二体育館)

 マリーゴールドは24日、代々木第二体育館で旗揚げ1周年記念&高橋奈七永の引退記念大会「Marigold SHINE FOREVER 2025」を開催した。

 第1試合でLLPW、アルシオンなどで活躍したレジェンドの大向美智子さんの長女で高校2年生の心希(しんの・16歳)がデビュー。UN王者の桜井麻衣と対戦した。

 現在、山口県内の高校に通う心希は昨年7・13両国国技館で入団を発表。以来、母がコーチを務め、山口市内の自宅から車で往復4時間をかけてジムで特訓するなどデビューへ向けて汗を流した。5・4後楽園ホール大会で桜井へ「5月24日、マリーゴールド1周年、私のデビュー戦の相手をお願いします!」と直訴し桜井が受諾し対戦が実現した。

 母親の大向さんが放送席で見つめたデビュー戦で心希は、母の必殺技だった直伝の「裏投げ」をさく裂。桜井の強烈な顔面蹴りで大量の鼻血を流すプロの洗礼を浴びたが、子どものころに学んだ空手を生かした蹴り、飯伏幸太から教えてもらった「カミゴェ」、さらには長与千種さんと郷土のスター長州力の必殺技「サソリ固め」でUN王者を追い込んだ。

 初陣とは思えないパフォーマンスに会場はどよめきと歓声に包まれたが、最後は桜井のSTFで全身を絞られギブアップした。敗れた心希は号泣し桜井と共にバックステージに現れた。桜井から「心希、すごいね!ビックリした!」と絶賛された心希は「一生に一度のデビュー戦をあこがれの麻衣さんに受けていただいて、自分にとって最高のデビュー戦ができたと思います」と声を震わせ「まだまだなところは、いっぱいあるかもしれないけど、これから自分らしくもっと大きくなれるように頑張ります」と誓った。

 母の大向さんはデビュー戦を「想像してたよりできたので今日は100点!」と絶賛した。心希は「最高の言葉。一番欲しかった言葉」とほほ笑むと「学校で100点取ったことないんだけどね」と母は爆笑した。

 大向さんは、試合をコーチとしての視点で見たという。「私ができることは今日まですべて教えてきたので、ここからは自分で場数を踏んでプロレスを自分で考えて自分で練習してもっともっと上に行って、次は桜井麻衣にタイトルマッチやろうと言われるぐらいの選手になってほしい」と期待した。

 入団を発表した昨年の7月から本格的に指導した。最も重要視したのが「受け身です。とにかく受け身」と明かし「技なんて後からいくらでもできるので、新人のうちに受け身は取っておかないと、プロレス人生にかかわってくる。長くできるかできないかって受け身が下手か下手じゃないか、だと思うので。全女のレスラーがなんであんなに図太くずっとやってられるかって受け身が素晴らしいから。(高橋)奈七永もそうだし。プロレスラーになると決めたのだから長くやってほしいと思います」と願っていた。

スポーツ報知

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