中尾ミエさんが『徹子の部屋』に登場。園まりさんの思い出を語る「来年80歳。車を手放して電車デビュー。数年前から長いつきあいのパートナーとも同居し始めて」
2025年5月26日(月)11時0分 婦人公論.jp
(撮影:浅井佳代子)
2025年5月26日の『徹子の部屋』に歌手・女優の中尾ミエさんが登場。昨年7月に亡くなった園まりさんとの三人娘の思い出などについて語ります。そこで、中尾さんが事務所を辞めてフリーへと転身した際の心境を語った『婦人公論』2025年3月21日号のインタビュー記事を再配信します。
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現在発売中の『婦人公論』2025年4月号の表紙は、歌手・女優の中尾ミエさん。スケジュール帳を埋めてそれを眺めるのが趣味だという中尾さん。今年に入り、あるものに「デビュー」したそうで——。発売中の本誌から、特別に記事を先行公開いたします。
(撮影:浅井佳代子 構成:内山靖子)
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電車デビュー
1年前に喜寿を記念したライブを終えたと思ったら、来年はもう80歳。この年齢になると、毎日が本当に貴重です。
私はスケジュール帳を埋めてそれを眺めるのが趣味だから、少しも時間を無駄にしたくないの。新しいことにも積極的にトライしています。
そうそう、今年に入って《電車デビュー》しました。もともと運転が得意ではなかったので、少し前に車を手放したんです。
それで、一人になっても生きていけるようにと電車に乗ってみたら、ものすごく便利じゃない。「乗り換えが大変よ」って言われたけれど、今まで1回も失敗していません。
交通系ICカードのチャージもスムーズにできましたし、車だと行きにくかったところにも気楽に行けて嬉しい。世界が広がりました。
誰かが家にいることで
50年以上のつきあいになるパートナーと、数年前から一緒に暮らしています。
人と生活していると、三食きちんと食べなきゃ、と思うじゃない。誰かが家にいることで、生活にメリハリがつく。それって大きいことだと思うの。
正直な話、男性と同居するのは面倒くさいこともありますけれど。
この年齢になったら、パートナーに対しても友だちに対しても、自分をよく見せようなんて気はありません。
仕事の現場で出会う若い人たちに、「うるさいおばあさん」だと嫌われてもかまわない。
『婦人公論』4月号の表紙に登場した中尾ミエさん
時間は有限だからこそ
だって、丸くなったらつまらないでしょ。やっぱり、ほどほどのトゲがないとね。それが自分の個性であり、武器だから。
若い頃、事務所の人に「もっと丸くなれ」と言われて努力したこともあったけれど、自分がつまらなくなっちゃって。そのときに、自分の個性を押し殺すのではなく、いざというときに使える武器として隠しておけばいいと学んだの。
まあ、この歳なら何を言っても許されるから、ありがたいわね。
来年は、80歳を記念してコンサートを開こうかと考えています。それが実現したら、次は8年後の米寿ね。
時間は有限だからこそ、先々の目標を見つけながら、残りの人生を楽しもうと思っています。
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