「カネロvsクロフォードより興味深い試合」ボクシング界の“重鎮”も興奮する井上尚弥・中谷潤人戦 米メディアも太鼓判「本当に特別な何かが見られる」

2025年5月26日(月)11時30分 ココカラネクスト

井上と中谷の対戦は、日本人ならずとも注目の試合になる(C)Getty Images

 トップランク社のボブ・アラムCEOが米誌『Ring』のインタビューで、実現が期待されている、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)の対戦について語った。5月24日に同メディア公式サイト上においてコメントが紹介されている。

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 アラム氏は、今年9月に予定されている海外大物ボクサー同士による試合と比較しながら、以下の様に井上、中谷のドリームマッチについて見解を示した。

「多くの人が言っている。ナカタニこそ、イノウエを倒せるかもしれない男だと。だからこそ、これはビッグファイトなんだ。本物の、本当にリアルファイトなんだ。軽量級をしっかりと追っている人たちからすれば、カネロ(・アルバレス)vs(テレンス・)クロフォード戦よりも興味深い試合だとさえ言われている。そしてこれは、日本ボクシング史上、最大級の試合になるだろう」

 井上と中谷、両者は今年3月、来年での対戦をメディアの前で誓い合ったことで、ドリームマッチへの気運は急速に高まった。今回のアラム氏のコメントは、実現に向けての大きな期待とともに、ボクシング界の重鎮としての偽らざる心情が込められていると言えるだろう。

 また、このアラム氏の発言には、米国内の他のメディアも反応。専門サイト『BOXING NEWS 24/7』では、井上対中谷のカードについて、「アラムが言うように、日本ボクシング史上最大の一戦になるだろう」と主張している。

 同メディアは「9月に予定されているカネロとクロフォードの対戦にはもちろん興奮しているし、どうなるか気になっている。だが、イノウエ(30勝0敗27KO)とナカタニ(30勝0敗23KO)の試合のほうが、はるかに興味をそそられ、ワクワクしている」と指摘。両日本人選手が全盛期を迎えている一方、カネロ、クロフォードはいずれも30代後半であり、選手としてのピークが下り坂であることを理由に挙げている。

 加えて、「この試合は、単なる世界タイトルの争奪戦では終わらない」と評する同メディアは、今後、それぞれが予定している対戦をクリアすることを前提にし、「すべてがうまくいけば、来年、日本(おそらく東京ドーム)で、本当に特別な何かが見られるだろう」となどと論じている。

 井上と中谷による夢のカードは、すでに海外でも注目度はうなぎのぼりだ。そして来年、実現となればまさに桁違いのスケールでのイベントとなることも間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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