大谷翔平 ライブBP登板は26日に1日延期 延長13回の死闘受けて決断 指揮官「みんな睡眠が必要だ」
2025年5月24日(土)14時42分 スポーツニッポン
ドジャースは23日(日本時間24日)、敵地で行われるメッツ戦の先発オーダーを発表。大谷翔平投手(30)は「1番・DH」でスタメン出場する。デーブ・ロバーツ監督(52)は試合前に取材対応。24日(同25日)に大谷が打者相手に実戦形式の投球練習を行うことを明言した。しかし、この日の試合で延長13回をフル出場で戦ったため25日(同26日)に延期されることが決まった。
ロバーツ監督はこの日の試合後、24日(同25日)に行う予定だったライブBPについて「キャンセルする。日曜日に行う」と説明。報道陣から「睡眠が必要ですか?」と問われ、「私たちはみんな睡眠が必要だ」と答えた。
指揮官はこの日の試合前の取材では「打者と対戦することになるかもしれない。翔平にとっては回復の過程。どの打者が立つかはわからないが、マウンドに上がって打者と対戦することになると思う」と説明していた。
今後の流れについては「多くは彼の状態や、次のステップがどうなるかに左右されるだろう。だから、次の数カ月がどうなるかは誰にも分からないと思う。彼はあまり感情を見せないが、(投手としての復帰が)より現実的になり始めていることを彼が感じないはずがないと思う」と話した。球数については「今は答えが分からない。(ライブBPで登板だろうと)聞いたばかりだから、まだよく分からない」と話すにとどめた。打者との対戦は23年8月23日のレッズ戦以来、640日ぶりとなる。
今後、野手出場を続ける大谷が投手としてマイナーでのリハビリ登板を行う可能性については「ノー。現状ではない。(同日のメジャーの試合で)彼が5打席立つことは重要だからだ」と試合に出場を続けながら復帰を目指すと説明。投手としての負荷については「翔平は自分の体をとてもよく理解しているが、もし準備を進めていく中で、ある土曜日に彼が厳しい状況に陥っていると感じたら、その試合に出場しない可能性もある。それがどうなるかは分からない。本当に分からないが、もちろんその可能性も視野に入れておくべきだ」と大谷の体調を見極めながら休養も視野に入れていることを明かした。
ここまでの大谷の調整について「彼は本当にうまく調整できていると思う。球質は良さそうだ。94〜95マイルの球が彼の手から簡単に出てくる。打者に対峙したときにどうなるか、みんなが気になっていると思う。彼が球速を上げようと決めた時にどう見えるかだが、私もとても楽しみだし、全ては彼の狙い次第です。彼が打者にいつスライダーを投げるか、球速をいつ上げるか、そういうことは彼とドクター次第だ」と説明した。
24日(同25日)に敵地でライブBPを行うことになった理由については「ドクターと翔平、トレーナーの意向が強く働いている。その3人がライブBPで登板するという決定を下した。私たちは(その決断を)快適に感じている」と説明。ライブBPはドクター立ち会いの下で行われるかについては「(ドクターは)LAにいると思う」とした。