メ軍指揮官 大谷翔平から3奪三振の左腕絶賛「大谷を人間らしく見せた」左腕は平然「9人のうちの1人」

2025年5月25日(日)11時36分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース2—5メッツ(2025年5月24日 ニューヨーク)

 ドジャースはの大谷翔平投手(30)が24日(日本時間25日)、敵地でのメッツ戦に「1番・DH」で先発出場。3打席凡退して迎えた第4打席も空振り三振を喫し、今季4度目の1試合3三振を喫した。大谷は4打数無安打で2試合ぶりの無安打に終わり、14試合ぶりに打率3割を切って.296となった。チームも10三振、3併殺の拙攻でメッツに競り負け、連勝が3で止まった。

 23日のメッツ戦は昨オフに15年総額7億6500万ドル(約1147億円)の巨額契約でメッツへ移籍したフアン・ソトとのスター選手対決で注目を集めた。延長13回に突入したカード初戦は、1時間38分の雨天中断を挟み5時間46分を要し、試合終了は日付をまたいだ午前0時56分だった。大谷は5打数1安打1四球だったが、ソトは5打数無安打1敬遠と結果を残せなかった。

 ソトは3回にこのカード初安打となる中前打。4回は2—2とし、なおも2死満塁から右腕ゴンソリンのスプリットをすくい上げて右中間フェンス直撃の2点適時二塁打を放ち、バットでチームに貢献した。大谷は5回まで3打数無安打2三振と沈黙する中、前日には一部からブーイングを浴びせられていた地元ファンにアピールした。

 一方の大谷は左腕ピーターソンの前に全くタイミングが合わず。初回はボール球のスライダーを振らされて空振り三振。3回は中飛に打ち取られると、5回も低めのスライダーを振らされて空振り三振。2—4の8回1死一塁の第4打席もスライダーを空振り三振と最後までタイミングが合わなかった。大谷にブーイングを浴びせ続けた地元ファンからは大歓声が上がった。

 ドジャースは2回にE・ヘルナンデスの適時打などで2点を先制。しかし、1点リードの4回にソトの適時打などで3点を奪われると、打線は3回以降は無得点と投手陣を援護することができなかった。

 試合後、メッツのカルロス・メンドサ監督は、大谷を4打数無安打3三振と機能させなかった左腕ピーターソンについて「彼(大谷)が人間であるかのように見せた」と人間離れした活躍をさせずにニヤリ。「(大谷は)とても素晴らしいプレーヤーだ。最後の打席の前、ディアスは準備できていて、さまざまなシナリオを考慮していたが、その前の打席での(打ちにくそうな)スイングから考慮し、(ピーターソンには)少なくとも大谷まで投げてもらいたかった。大谷に対してだけではなく、全体的に大きなパフォーマンスだった」と絶賛した。

 ピーターソンも「もちろん彼(大谷)は偉大な選手で、多くの実績を積んできた。(ただ)向こうには多くの偉大な選手がいる。彼はその9人の打者の中の1人。そうやって準備している。持ち球を振り返り、配球を考え、対戦の準備をしている」と大谷を特別視せずに対決に臨んだことを明かした。

スポーツニッポン

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