野手があわや落球、大谷翔平らのタッチアップ早かった?…マルテは三塁手の走塁妨害で得点

2025年5月24日(土)13時27分 読売新聞

4回、本塁に滑り込んだメッツのマルテ(左)。右はドジャースの捕手ウィル・スミス(23日)=AP

 米大リーグ・ドジャースは23日(日本時間24日)に、敵地でメッツと対戦。この試合で、走者のタッチアップからの進塁を巡って珍しいシーンが続いた。

 ドジャースの三回の攻撃。8番コンフォルトのヒットと1番大谷翔平の四球で一死一、二塁から、2番ベッツが右中間へのライナー性の飛球を放った。メッツの中堅手テーラーと右翼手ソトが交錯しながら、テーラーがキャッチしたかに見えたボールがグラブからこぼれ出て、地面に落ちる前に再びテーラーが捕球した。

 一塁走者の大谷と二塁走者のコンフォルトはこれを見て、タッチアップからそれぞれ進塁したが、メッツ側は離塁が早いのではないかとチャレンジ(ビデオ判定)を要求した。

 野球規則5・09「アウト」の項の原注では「野手がボールを地面に触れる前に捕らえれば、正規の捕球となる。その間、ジャッグルしたり、あるいは他の野手に触れることがあっても差し支えない」「走者は、最初の野手が飛球に触れた瞬間から、塁を離れてさしつかえない」とあり、走者の進塁は認められ、メッツのチャレンジは通らなかった。ドジャースはこの回、3点を先制した。

 試合はその直後に雨で中断。再開後のメッツの四回の攻撃では一死から三塁走者のマルテがアロンソの右飛でタッチアップから本塁へ。本塁上のクロスプレーで主審はアウトをジャッジしたが、マルテが離塁する時に、ドジャースの三塁手マンシーの体が走者の視界を遮ったとして走塁妨害と判定され、マルテの得点が認められた。公式記録では犠飛のアロンソに打点がついた。(デジタル編集部)

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