【F1】Q2敗退の角田裕毅「フラストレーションのたまる一日」マシンに不満も?「正直、不公平だ」
2025年5月25日(日)8時22分 スポーツニッポン
◇F1第8戦モナコGP 予選(2025年5月24日 モンテカルロ市街地コース=1周3.337キロ)
予選が行われ、レッドブルの角田裕毅は2回目(Q2)敗退で12番手にとどまった。1回目(Q1)は10番手で通過したものの、Q2では思うようにタイムを伸ばせず、最後にレーシングブルズのアイザック・ハジャー(フランス)、ハースのエステバン・オコン(同)に抜かれて10番手から12番手へ転落。ハジャー、リアム・ローソン(ニュージーランド)のレーシングブルズ勢にも及ばず3回目(Q3)進出を逃し、Q1でクラッシュした前戦エミリアロマーニャGPの汚名返上とはいかなかった。
角田はQ2敗退が決まると、チーム無線で「It'ssounfairhonestly,Iknewthatwasgoingtohappen(正直言って不公平だ、こうなることは分かっていた)」と思わず不満を漏らした。欧州の専門メディアは、同僚のマックス・フェルスタッペン(オランダ)と異なるマシンへの不満と推測したが、角田はエミリアロマーニャGPのクラッシュでアップデートされたばかりのマシンを大破させており、元のセットアップに戻さざるをえない事情があった。
F1公式サイトによると、角田は「今日はフラストレーションのたまる一日だった。FP3(フリー走行3回目)とQ1は良いペースで、マックスに近いところにいた。感触も良くてQ3進出に必要なペースもあったけど、Q2では通常のラップも記録できず実力を示すことができなかった」とコメントした。オーバーテークのチャンスが少ないモナコGPは今年、決勝レース中に2度のピットインを義務付けており、各チームの戦略やセーフティカー導入などで波乱の展開も考えられる。角田は「明日は面白い展開になると思う」と予想し、「簡単なレースにはならないと思うが、ベストを尽くす。チャンスがあれば必ずモノにしてピント獲得へ全力を尽くす」と巻き返しを誓った。
▽予選順位
(1)ノリス(マクラーレン)
(2)ルクレール(フェラーリ)
(3)ピアストリ(マクラーレン)
(4)ハミルトン(フェラーリ)※
(5)フェルスタッペン(レッドブル)
(6)ハジャー(レーシングブルズ)
(7)アロンソ(アストンマーチン)
(8)オコン(ハース)
(9)ローソン(レーシングブルズ)
(10)アルボン(ウィリアムズ)
<以下Q2敗退>
(11)サインツ(ウィリアムズ)
(12)角田裕毅(レッドブル)
(13)ヒュルケンベルク(キックザウバー)
(14)ラッセル(メルセデス)
(15)アントネッリ(メルセデス)
<以下Q1敗退>
(16)ボルトレート(キックザウバー)
(17)ベアマン(ハース)
(18)ガスリー(アルピーヌ)
(19)ストロール(アストンマーチン)
(20)コラピント(アルピーヌ)
※ハミルトンは進路妨害により決勝は3グリッド降格