フェルスタッペン、残り1周までステイアウトも、戦略実らず4位「セーフティカーを待ち続けたが何も起こらなかった」

2025年5月26日(月)7時16分 AUTOSPORT web


 2025年F1モナコGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは4位でフィニッシュした。


 4番グリッドからハードタイヤでスタートし、序盤、ポジションを維持して走行。ミディアムスタートの上位3人より長いファーストスティントを走り、28周目にミディアムタイヤに交換し、4番手でコースに戻った。



 トップ3が48〜50周目に2回目のピットストップを行ったことに伴い、トップに浮上したフェルスタッペンは、ミディアムタイヤで走り続け、ランド・ノリス(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が背後に追いつき、連なって走行する状況に。


 今回最低2回のピットストップ義務が課されていたが、レッドブルは、セーフティカー、赤旗、バーチャルセーフティカーなどが出ることを期待して、フェルスタッペンをステイアウトさせた。しかしそういった出来事は起こらなかったため、フェルスタッペンは残り1周の77周目にピットに入り、ソフトタイヤを履いて、再び4番手で復帰、その位置でフィニッシュした。


 ドライバーズ選手権トップ3は、ピアストリ、ノリス、フェルスタッペンで変わらず。しかしランキング2位のノリスが優勝したことで、フェルスタッペンとの差は22点に拡大した。



2025年F1第8戦モナコGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=4位(78周/78周)
4番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ソフト


「今日は僕にとって、あまり興奮するようなレースではなかった。最後はピットストップのタイミングを見計らって走り続けていた。後方とは大きなギャップがあったので、最後のピット戦略については自由に動くことができたんだ」


「失うものは何もなかった。タイヤはかなり古くなっていて、あまりプッシュできる状態ではなかったが、後方には大きなギャップを築いていた。セーフティカーや赤旗で自分たちにとってラッキーな状況が起きるかどうかを見ながら走っていたんだ」


「すべてにおいて正しいことをしたし、これ以上の結果を出すためにできたことはあまりなかった」


「全体として、2ストップのフォーマットは、僕にとっては大きな違いにはならなかった。このサーキットではオーバーテイクが不可能なので、レースで何が起きるかは運次第なんだ」


「前のマシンを抜けないために、マシンを限界までプッシュすることもできず、今日はマシンについて多くのことを学ぶこともなかった。あまりエキサイティングなレースではなかったし、僕としてはかなりニュートラルな気持ちだった」


「ここは僕たちの得意なサーキットではない——それだけの話だよ。単純に、このコースは僕たちのマシンには合っていないんだ。バルセロナではもっとレースができるはずなので、3連戦最後のレースでどうなるか見てみよう」



2025年F1第8戦モナコGP スタート直後のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とオスカー・ピアストリ(マクラーレン)

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