MUFG、個人向けサービスを「エムット」に統一…顧客基盤拡大に本腰

2025年5月27日(火)14時17分 読売新聞

新ブランド「エムット」が明らかになった発表会の様子(27日、東京都港区で)

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は27日、東京都内でリテール(個人向け)戦略発表会を開き、個人向けに提供するサービスに新たに「エムット」という統一ブランド名を付けると発表した。「金利のある世界」の到来で預金量の重要性が増す中、提供するサービス同士の連携を強め、顧客基盤の拡大に本腰を入れる。

 「エムット」では、MUFGが提供する業態のアプリでロゴを共通化させる。これまで銀行とクレジットカードでばらばらだったポイントも2026年度から「エムットポイント」に統一する。

 MUFGの亀澤宏規社長は「様々なニーズに柔軟に応えるため、様々な金融機能を持つグループの繋がりをより一層加速させる」と語った。

 26年度後半にネット銀行を設立する方針も正式に発表した。ネット銀行は、口座開設やATMでの入出金がスマートフォン内で完結する「デジタルバンク」という形態にする。新銀行そのものに店舗は設けないが、三菱UFJ銀の既存店舗で資産運用などの相談に応じる。

 三菱UFJカードのポイント還元率を6月2日から業界最高水準の最大20%に引き上げる方針も示した。同日から三菱UFJ銀のアプリも刷新する。元々は預金残高のみが表示されていたが、グループ内のカードの支払い額や証券の資産評価額が一目で確認できるようになる。

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