利用拡大するクラウドサービスに最適なネットワークを提供 ヤマハ ギガアクセスVPNルーター『RTX840』
2025年5月27日(火)15時18分 PR TIMES
ヤマハ株式会社は、企業向けルーター「RTXシリーズ」の新製品として、従来モデル「RTX830」との互換性を維持しつつ性能を向上し、さらにローカルブレイクアウトの手軽な運用に対応した、小規模拠点向けのギガアクセスVPNルーター『RTX840』を2025年8月に発売します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10701/979/10701-979-56f0afed1c3d7b3341e2a2a0822a10ce-2000x1500.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]ヤマハ ギガアクセスVPNルーター『RTX840』
近年、クラウドサービスの利用が急速に拡大しています。SaaS※型業務システムやWeb会議、ストレージサービスなど、日々の業務に不可欠な多くのサービスがインターネット経由で提供されるようになり、拠点ネットワークには「多セッション処理能力」と「インターネットへの直接接続(ローカルブレイクアウト)」が強く求められるようになっています。一方、IT人材不足も深刻化しており、ネットワークのメンテナンスにかかる時間やコストをいかに削減するかが重要な課題となっています。
こうした背景を踏まえ、『RTX840』では、従来モデル「RTX830」に対してNATおよび動的フィルターにおける最大セッション数を大幅に向上させるとともに、メンテナンス不要でローカルブレイクアウトを実現する機能を搭載しました。クラウド利用前提のネットワーク環境に最適な拠点ルーターとして、企業のネットワーク基盤の強化に貢献します。
※Software as a Service:ソフトウェアを直接インストールせずインターネット上で利用する形式
概要
1. 処理性能向上、ローカルブレイクアウト対応2. 「RTX830」の機能を継承、設定もそのまま適用可能
[表: https://prtimes.jp/data/corp/10701/table/979_1_755c832946bb1efb2a205383dcfd4f17.jpg ]
◎『RTX840』販売計画:50,000/年
主な特長
1. メモリー増設による性能向上で、クラウドサービスの利用をさらに快適に『RTX840』は、従来モデル「RTX830」に対して4倍のメモリー(RAM)を搭載し、NATおよび動的フィルターの最大セッション数を65,534から150,000まで強化、TCPコネクション処理性能も約30%強化しました。これにより、RTX830では性能が足りていなかった環境においても処理性能不足を解消し、将来に向けても安定した通信環境を実現することができます。
2. メンテいらず、主要なクラウドサービスを手軽にローカルブレイクアウト
クラウドサービスの利用拡大に伴い、各拠点ルーターからセンタールーター経由の通信が増大し、センタールーターの帯域不足による通信障害リスクが顕在化しています。こうした課題への対応策として、拠点ルーターからセンタールーターを経由せずにインターネットへ直接接続する「ローカルブレイクアウト」のニーズが高まっています。
『RTX840』では、通信先リスト(IPアドレスまたはFQDNで定義)によるローカルブレイクアウト機能を標準搭載しました。本機能は設定が容易な上、面倒なメンテナンス作業は不要です。特定のクラウドサービス(Microsoft365、Windows Update、Google系サービス)が定義されている最新の通信先リストは、無償で当社管理のサーバーから定期的に自動で配信されるため、利用開始時に作成した設定を変更することなく、常に最新の情報に基づいた通信制御が可能です。さらに、ユーザーが独自に定義したサービスについてもローカルブレイクアウトの対象にすることが可能です。
これにより、管理者の運用負担を大幅に軽減しながら、拠点ネットワークの安定したネットワーク環境を実現します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10701/979/10701-979-9f604f3e6dfe3d0129a32e51a3b3af8d-640x460.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
3. 「JC-STAR」レベル1に適合予定(2025年8月ごろ)
『RTX840』は、IPA(情報処理推進機構)が策定した「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)」のレベル1への適合を表明する予定です。本制度により、企業や公的機関において、要件を満たす製品選定が容易になり、導入検討に要する時間を短縮できます。また、安全性の高い設計により、長期的なセキュリティーリスクの低減にも貢献します。
4. 「RTX830」の使い勝手はそのまま、簡単に置き換えが可能
『RTX840』は、「RTX830」と比較して性能や機能を大幅に強化していますが、使い勝手はそのままです。筐体サイズ、対応回線、搭載インターフェース等がすべて同じで、「RTX830」の設定もそのまま使用できるため、簡単に『RTX840』への置き換えが可能です。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10701/979/10701-979-38544cf3b5035db05516af8237298a4a-604x160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
https://network.yamaha.com/value/nw30th
ヤマハのネットワーク機器事業は、
日本中のネットワークエンジニアに支えられ、2025年3月で30周年を迎えることができました。
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