【日本ダービー・玉木の特注馬】エリキングは初めての府中がプラス 大跳びでエンジンのかかり遅いタイプ

2025年5月26日(月)12時0分 スポーツ報知

◆第92回日本ダービー・G1(6月1日、東京競馬場・芝2400メートル)

 大跳びでエンジンのかかりが遅いエリキング(牡3歳、栗東・中内田充正厩舎、父キズナ)にとって、前走の皐月賞(11着)はいかにも忙しい競馬だった。内枠が災いし、1角の入りでゴチャついて、外のマスカレードボールと何度も接触。3角でステッキが一発入り、直線は前が狭くなってブレーキをかけるシーンがあった。不器用なタイプで、初めての広い府中コースは大歓迎だ。

 この中間は在厩で調整され、陣営の意気込みも伝わってくる。5月21日の1週前追い切りは、デビューから手綱を執る川田将雅騎手を背に、栗東・CWコースで79秒8(7ハロン96秒2)—11秒2と、6ハロンの自己ベストを1秒1更新。自らハミを取って気合が乗ってきたが、ゴール後に右手前に替えてまだ余裕があった印象だ。福永助手も「このひと追いでどれだけ調子を上げてくるかだと思います」と指摘するが、一気にスイッチが入ってくるはず。最終追い切りを楽しみにしたい。(玉木 宏征)

スポーツ報知

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