【テニス】肩に不安抱える西岡良仁「どこまで自分ができるか」全仏OPへ悩める胸中明かす
2025年5月26日(月)11時0分 スポーツニッポン
テニスの4大大会第2戦、全仏オープンは25日にパリ・ローランギャロスで開幕した。日本男子のエースで世界ランキング75位の西岡良仁(29=ミキハウス)が、連日生中継するWOWOWのインタビューに応じた。1回戦では同25位のアレクセイ・ポピリン(オーストラリア)と対戦する。
——今シーズンここまで、どのように見ていますか?
「肩のケガがあり、(1月末)のデビス杯以降はほとんどきちんとした形で、試合に出られていません。思っていたスケジュールで(全仏に)入ってこられなかったのは残念ですが、今大会はなんとかギリギリ間に合いそうです。昨年はクレーシーズンで約8大会ほど出場したのですが、うまくいかなかったことも多かったので、今年こそ(クレーで)うまくやっていくために、ラケットの長さを変えてみたり、パワーを出しやすくしてみたり、など色々と考えていたのですが、(クレーコートでは)ボールのバウンドも高くなりますし、肩に負担がかかるポジションでのストロークが多く、どうしてもケガが治りきらす、色々とトライしたいことができませんでした」
——1回戦で対戦するポプリン選手はどのような印象ですか?
「良いサーブとフォアハンドが彼の武器だと思います。しつこく粘り強い、というタイプではなく、どちらかというと勢いで押してくるタイプだと感じています。どうやってうまく相手を崩していけるかが勝負の肝になる気がします。僕はクレーでの試合が、ほとんどできていないので、(1回戦までに)どれだけ調整できるか、というところに重点を置いて試合に臨めればと思っています」
——本大会への意気込みをお願いします
「まずは肩の痛みが出なければいいな、というのが本音です。きちんとした練習を始めたのがこちらに来てからの数日間程度なので、実際どこまで自分ができるかわからない状況です。勝敗うんぬんというよりは、肩が最後まで持てばいいかなという気持ちです。ここで痛みなくプレーできれば、今後のシーズンへの不安も消えてくるので、そこが一つ大事な要素かなと思います」