ヤクルト・石山泰稚 守護神は「本当に重たい重要な場所」 史上9人目、球団初の100S&100Hを達成
2025年5月27日(火)21時34分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ ヤクルト2—1中日(2025年5月27日 神宮)
ヤクルトの石山泰稚投手(36)が27日の中日戦(神宮)で4年ぶりのシーズン2桁セーブとなる10セーブ目を挙げ、通算100セーブを達成した。
2—1と1点リードの9回に5番手で登板し、2死から四球を許したが、最後の打者の上林を空振り三振に斬った。
ヒーローインタビューで石山は「(8回に勝ち越し打を放った宮本)丈がいいところで打っていたので、負けられない、負けたら怒られると思って頑張りました」とおどけると、100セーブ到達について「なかなか目標に届かない時期もあったんですけど、こうやって100セーブを取れたことはうれしく思います。(9回を投げることは)本当に重たい、重要な場所だと思っているので、何とかこの場所で多く投げられるように頑張りたい」と話した。
17日広島戦の岩崎(神)に次ぎプロ野球38人目。チームでは現監督の高津臣吾(286セーブ)、林昌勇(128セーブ)に次ぎ3人目。通算ホールド125と合わせ、ダブルでの大台到達はプロ野球9人目で、ヤクルトでは初の快挙となった。
36歳8カ月で、プロ入り以来の登板数は544試合。この年齢での100セーブ到達は、93年大野豊(広)の37歳7カ月、同年の郭源治(中)の36歳10カ月に次ぐ3番目の年長記録。到達ペースは81年江夏豊(日=668試合)、85年山本和行(神=571試合)、前出の大野(564試合)、92年鹿取義隆(西=557試合)に次ぐ5番目のスロー記録となった。