【日本ダービー】4頭出しのサンデーR 吉田俊介代表の手応えは?
2025年5月27日(火)5時0分 スポーツニッポン
ダービーで史上25頭目の2冠制覇に挑む皐月賞馬の陣営に迫る連載企画「疾走ミュージアムマイル」。2回目は同馬を所有するサンデーレーシング・吉田俊介代表(51)のインタビューをお届けする。皐月賞は2着クロワデュノールで所有馬のワンツー決着。今年のダービーには4頭出しで、馬主としてダービー単独最多5勝目&上位独占を狙う。
——ミュージアムマイルの皐月賞について。
「向正面でぶつけられてというのはありましたけど、モレイラさんが冷静に対処してくれた。受け流してそれほどダメージにならず、リズムを崩さず乗ってくれたことが最後の伸びにつながったのかなと」
——今回は400メートル距離延長となる。
「血統的にも短い距離でスピードがあるイメージというか、さらに(父が)リオンディーズだったので。それでも皐月賞を勝ったので、当然ダービーに挑戦しないといけないと思っています。十分に距離はこなしてくれるんじゃないかなと」
——クロワデュノールは皐月賞2着。厳しい正攻法の競馬で挑んだ。
「人気した中で自分の競馬をしてくれたと思いますが、G1ではなかなかないくらい出入りが激しくなり、不利も受けていました。悲観することなく、ダービーで巻き返そうという強い意気込みで挑戦してくれていますね」
——サンデーレーシングの皐月賞1、2着馬がダービーに出るのは15年ドゥラメンテ(1着)、リアルスティール(4着)以来。ダービーワンツーとなれば、12年のディープブリランテ→フェノーメノ以来。
「皐月賞で1、2着になること自体凄いことだと思いますし、(12年のワンツー)あれは凄かったですね。今年も順調に2頭ともダービーという舞台に臨めるので、楽しみにしています」
——クロワデュノールは凱旋門賞にも登録しています。
「(父の)キタサンブラックはもう1年現役を続行して凱旋門賞を目指したら、という話もあったくらい。どれくらい本気だったかは分かりませんが。そのキタサンブラックの子ですから、こなしてくれる可能性もあるかなと思って期待しています」
——ダービーで結果を出せたら挑戦という形になりそうか?
「勝たなきゃダメだよとは言っています」
——ファイアンクランツについては?
「成長度合いは少しゆっくりなところがあって、その中でダービーの権利を取ってくれた。完成するのは先だなと思っている中でダービーの権利を取れたのは評価している
——カラマティアノスについては?
「現時点でレイデオロ産駒の特徴として芝の長いところで結果を出してくれる馬が多い。この馬はマイルで勝っているが、血統背景からは距離が延びて期待しています」