菅野智之と注目の“日本人対決”で8号2ラン ヌートバーが初対戦で攻略 初回には先制点演出する右前打
2025年5月28日(水)8時0分 スポーツ報知
◆米大リーグ オリオールズ—カージナルス(27日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)
カージナルスのL・ヌートバー外野手(27)が27日(日本時間28日)、敵地・オリオールズ戦に「1番・左翼」で先発出場。プレーボール直後の初回に菅野智之投手(35)から右前打を放ち、3試合ぶりの安打とした。
0—0の初回先頭。カウント3—1から菅野の投じた86・9マイル(約139・9キロ)カットボールが真ん中付近に入ってきたところを見逃さず、ライナー性の打球ではじき返した。その後1死一、三塁からコントレラスの中前適時打で先制のホームを踏んだ。
さらに1点リードの2回1死一塁では1ボールからの2球目、内角の89マイル(約143・2キロ)カットボールに対応し、打球速度105・4マイル(約169・2キロ)、角度36度、飛距離388フィート(約118・3メートル)で右中間席へ。10試合ぶりの8号2ランでリードを3点に広げた。
この日の試合は「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」として開催され、米国歌斉唱の際は琴による演奏が行われるなど日本の文化を祝う夜となっている。23年WBC日本代表のヌートバーは試合前に「(登板日でない)明日は彼(菅野)にあいさつに行きたい。(WBCの)チームメートであれ、そうでなくても、日本人選手が相手にいる時はいつも自己紹介に行くことを心がけている。なぜなら、そうやってリスペクトを示し、関係性を築いていくことはとてもクールなことだと思うから」と話していた。注目の“日本人対決”からこの後も目が離せない。