菅野智之 ヌートバーに痛恨被弾... 初回から持ち味の安定感を欠き、2回までに3失点
2025年5月28日（水）8時15分 スポーツニッポン
◇インターリーグ オリオールズ—カージナルス（2025年5月27日 ボルチモア）
オリオールズの菅野智之投手（35）が27日（日本時間28日）、本拠でのカージナルス戦に先発。2回にヌートバーに2点弾を浴びるなど、苦しい立ち上がりとなった。
立ち上がりから制球力に苦しんだ。先頭のヌートバーに右前打を許すと1死後、ヘレラにも中前打を浴び、一、三塁のピンチ。4番・コントレラスの中前打で先制点を失った。さらに次打者にも安打を許し、1死満塁の局面を迎えた。
大量失点につながりかねない大ピンチ。しかし百戦錬磨の“オールドルーキー”は窮地で真価を発揮してみせた。通算346本塁打のアレナドを外角へのスライダーで三飛。続くゴーマンも投ゴロに打ち取り、この回4安打を浴びながらも最少失点でしのいだ。
初回を乗り切り、リズムをつかみたいところだったが、2回にまたしてもヌートバーにつかまった。1死一塁から内角高めへのカットボールを右翼席へと運ばれ、追加点を失った。この試合まで10試合に登板し、チームトップタイの4勝、防御率3.07。6回以上自責点3以下のクオリティスタート（QS）を5度、記録するなど、ア・リーグ東地区最下位に沈むチームの中でも持ち味の安定感を発揮している菅野だったリズムをつかむ前にカージナルス打線に捉えられた。
