ヌートバー 開幕戦スタメンで初安打、足も魅せた!侍ジャパン入りの「秘話」にも注目集まる

2023年3月31日(金)11時16分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 侍ジャパンで日本に旋風を巻き起こしたカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手は30日(日本時間31日)に本拠地セントルイスで行われたブルージェイズとの開幕戦に「2番・左翼」で先発出場。6回の第4打席に今季初安打となる左前打を放つなど、4打数1安打2四球だった。チームは9—10と勝ち星を飾ることはできなかった。

【動画】早速ペッパーミルパフォーマンスも飛び出したヌートバー

 初回の第1打席は四球を選んで出塁。2回一死一、二塁の第2打席は二ゴロ、4回無死の第3打席は一ゴロ。5−5の同点で迎えた6回2死一塁の第4打席で左腕メイザの外角スライダーを捉え、三遊間を破る左前打でシーズン初安打をマークした。

 足も魅せた。6回は続くゴールドシュミットの右前打では快足を飛ばし、一気に三塁を陥れる。8回無死からの第5打席は先頭で四球を選ぶと、アレナドの二塁打で一時同点となるホームインを果たした。

 メジャー3年目で初の開幕スタメンを勝ち取った。WBCで世界一となった余韻そのままに、メジャーの場で活躍することが期待されている。

 一方でヌートバーに関しては侍ジャパン入りした経緯にも改めて注目が集まっている。30日に行われた日本ハム・楽天戦(エスコンフィールド北海道)のテレビ中継(テレビ東京系列)にゲスト出演した侍ジャパンの栗山英樹監督はヌートバーを侍ジャパンに選出した理由について、日本ハムOBでもある斎藤佑樹氏から聞いた話が決め手になったと明かした。

 同氏が高校日本代表で米国遠征した際、アメリカとの親善試合でバッドボーイを務めたのが当時9歳のヌートバーだった。当時から愛くるしい様子を見せていたヌートバーはナインにも溶け込み、すっかり人気者になったという。

 当初から侍ジャパン候補には名前が挙がっていたが、その話を聞いた斎藤氏が栗山監督に連絡。バッドボーイのエピソードを聞いたことで「僕はそこで決定というか、その縁は絶対大事だと思った。『行くぞ!』と思いました」と斎藤氏から聞いた話が最終的な選出につながったと明かした。「色々な縁があるというので(選出の)意味があると思った」と栗山監督。

 実際に「誰もが会ったら好きになる」と事前に監督が明かしたように、底抜けに明るく、ガッツあふれるプレーで一躍、侍ジャパンの中心メンバーともなった。すでに3年後に行われるWBC第6回大会への出場も期待されている。

 今度はメジャーの舞台で暴れまくる姿を楽しみにしたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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