菅野智之 5回まで7安打3失点 ヌートバーに痛恨2点弾被弾も、粘りの投球で勝利投手の権利得る

2025年5月28日(水)8時56分 スポーツニッポン

 ◇インターリーグ オリオールズ—カージナルス(2025年5月28日 ボルチモア)

 オリオールズの菅野智之投手(35)が27日(日本時間28日)、本拠でのカージナルス戦に先発。序盤は制球力に苦しんだが、中盤から調子を取り戻し、5回まで7安打3失点と粘りの投球を展開した。打線は1—3の5回にオハーンが逆転3ランを放ち、菅野は勝利投手の権利を手にした。

 立ち上がりは制球力に苦しんだ。先頭のヌートバーに右前打を許すと1死後、ヘレラにも中前打を浴び、一、三塁のピンチ。4番・コントレラスの中前打で先制点を失った。さらに次打者にも安打を許し、1死満塁の局面を迎えた。

 大量失点につながりかねない大ピンチ。しかし百戦錬磨の“オールドルーキー”は窮地で真価を発揮した。通算346本塁打のアレナドを外角へのスライダーで三飛。続くゴーマンも投ゴロに打ち取り、この回4安打を浴びながらも最少失点でしのいだ。

 初回は何とか乗り切ったが、2回に落とし穴が待っていた。1死一塁、ヌートバーに内角高めのカットボールを右翼席へと運ばれ、痛すぎる追加点を失った。2回までにと要した球数は51球。リズムをつかむのに苦労した。

 立ち上がりこそ苦しんだが、経験豊富な右腕は尻上がりに調子を上げた。3回は2死から安打を許したが、わずか6球で無失点。4回は2死からヌートバーを外角へのスプリットで空振り三振にしとめるなど11球で終えた。

 チーム防御率は試合前の時点でリーグ最下位の5.45。ア・リーグ東地区最下位に沈むチームの中でも、菅野は変わらず、持ち味の安定感を発揮してきた。この試合まで10試合に登板し、チームトップタイの4勝、防御率3.07。6回以上自責点3以下のクオリティスタート(QS)を5度、記録している。

スポーツニッポン

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