井上尚弥vs中谷潤人はフェザー級で対戦? 中谷のトレーナーがWBO王者エスピノサ戦を希望

2025年5月28日(水)14時3分 スポーツニッポン

 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)とWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(27=M.T)のビッグマッチが、フェザー級で行われるプランが浮上した。中谷を指導するルディ・エルナンデス・トレーナーが、27日までに米リング誌の取材で明かした。

 中谷は6月8日に有明コロシアムでIBF世界バンタム級王者・西田凌佑(28=六島)と王座統一戦で対戦。この試合を最後にスーパーバンタム級へ階級アップすると予想されている。一方、井上は9月にWBA暫定同級王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)と団体内統一戦を行ったあと、1試合限定でフェザー級へ上げてWBA王者ニック・ボール(28=英国)に挑む予定。その後スーパーバンタム級に戻り、来年5月に中谷との激突が計画されている。

 しかし、エルナンデス・トレーナーは井上をただ待つのではなく、中谷が2階級上のフェザー級へ上げてWBO王者ラファエル・エスピノサ(31=メキシコ)へ挑戦し、そのまま同階級で井上と戦う構想を披露。「WBOフェザー級王座を懸けてエスピノサと戦いたい。長身で才能豊かな2人のファイターが戦うので素晴らしい試合になるだろう。ジュントは大きなステータスを得られるし、観客を驚かせるだろう」と話し、さらに「もし井上選手と戦えないのなら、エスピノサと戦えばいい。彼らがオファーしてくれればすぐに受け入れるよ。そうすれば井上はフェザー級で戦ってくれるはずだ」と井上陣営をけん制した。また、「井上選手と中谷は同じフリーウエーを走っているが、車線が異なる。しかし道は交わるものだ。準備はできている。もっとも、6月8日に勝たなければ意味がないが」と付け加えた。

 エルナンデス・トレーナーは今月公開された同誌のインタビューで、中谷と井上の早期対戦を希望。「より若くて強い井上と戦いたい。来年まで待つと“井上が年を取った”と言い訳されると思う」と語り、井上が自身のXで「おいおい!!!ルディさん!!!」と題し「1年後も全盛期だ。言い訳なんかしない。誰も衰えちゃいないから。まだまだ上の景色を見に行く」と反論していた。

スポーツニッポン

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