井上尚弥に「対戦避けられた」アフマダリエフ陣営発言に、大橋秀行会長が反論「いつでもやると言っていた」
2025年5月27日(火)14時49分 スポーツ報知
計量を見つめる大橋秀行会長(カメラ・中島 傑)
世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)が所属する大橋ジムの大橋秀行会長(60)が27日、横浜市内で取材に応じ、9月に井上と対戦予定のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)のプロモーターが「3回ぐらい指名挑戦者だったのに、対戦を避けられた」と主張していることに対し「いつでもやると言っていたのに」と真っ向から反論した。
アフマダリエフをプロモートする英興行大手「マッチルーム」のエディー・ハーン氏は、28日に力石政法(大橋)と対戦するエドアルド・ヌニェス(メキシコ)のプロモーターとして来日中。26日、井上—アフマダリエフ戦の契約が完了したことを明かした上で「3回ぐらい指名挑戦者だったのに、対戦を避けられたと感じている」と話した。
この発言を受け、大橋会長は27日、「なんか3度逃げたとか言ってたでしょ」と切り出すと、「タパレスに負けちゃったからだって何度も言ってるのに。いつでもやりたいって言ってるのに」と訴えた。
アフマダリエフはWBA&IBF同級統一王者として井上との統一戦が浮上していた23年4月、タパレス(フィリピン)に1—2の判定で敗れて王座陥落。井上との対戦もタパレスに譲る形となり、同年12月に井上はタパレスを10回KOで下している。
また大橋会長は「(井上)本人もピカソとかだめになった(当初5月に対戦が内定していたがピカソが辞退したと報じられた)ときに、『アフマダリエフとやらせてください』と言っていた」ことを明かした。
井上—アフマダリエフ戦の9月開催については、大橋会長も「もう話は終わっている」と契約が完了していることを認めた。また、この日はダブル世界戦の前日計量をファンに公開したが、9月の井上の世界戦でも公開計量を検討しているという。