大谷翔平の一刀流でのMVP獲得はあるのか?MLB公式サイトが6月注目の9つの話題として特集

2024年6月3日(月)17時30分 ココカラネクスト

過去、6月に好成績を残してきた大谷。爆発に期待がかかる(C)Getty Images

 過去2度の月間MVPに輝いた「大谷の月」がスタートした。これを待っていたかのように、MLB公式サイトは「6月になり注目される9つのストーリー」と題した特集を組んだ。「フィリーズの快進撃は本物か?」など、メジャーリーグファン全体へ向けた読み物だが、その中で大谷についても言及。「大谷は一刀流でMVPを勝ち取れるか?」という見出しで迫った。

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 投打二刀流で2021、2023年と、2度の満票でア・リーグMVPに輝いた。その両年とも打撃とともに、強打者をなで斬り続けた投手・大谷の活躍が票を集めたことは間違いない。昨年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受けたため、今季は打者に専念。投手としての評価はなく、打者一本でMVPに輝くことは可能なのか。

 5月を終えた時点で、いずれもナ・リーグトップの長打率.607、OPS1.000、塁打136。近年のメジャーリーグでのMVP投票において最も重視される「WAR」では、データサイト「ベースボール・リファレンス」の算出で、同僚でリーグトップ「3.6」のムーキー・ベッツに次ぐ、2位の「3.1」だ。

 WARは「Wins Above Replacement」の略で、控えレベルの選手と比べ、どれだけチームの勝利に貢献したかを示す指標だ。打撃、走塁、守備、投球などのデータを複雑な計算式で数値化し、数字が大きいほど優秀とされる。「ベースボール・リファレンス」の他、データサイト「ファングラフス」の数値も高く支持されており、両者で数字が異なることが通常だ。

 公式サイトはこの「3.1」を高く評価し「3度目のMVPトロフィーを持ち帰る可能性は十分にある。手術を受け、フィールド外でもさまざまな問題を抱えたシーズンに成し遂げるのは信じられないことだが、信じられないのはオオタニのやっていることだ」と一刀流でのMVPに期待を寄せた。

 5月31日に発表された同サイトが選ぶ打者の「パワーランキング」第5回では、ここ数日爆発的に本塁打を量産するヤンキースのアーロン・ジャッジに抜かれ、前回のトップからは陥落した。それでもジャッジとはリーグが異なり、比較対象にはならない。ナ・リーグでは、全体6位のベッツを押さえて依然トップに支持されており、米メディアでもここまでのプレーぶりへの高い支持は揺らいでいない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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