大谷翔平 第4打席も四球「翔平は4タコ」宣言の敵将の前で4打席連続出塁 1試合3四球は今季初

2025年4月29日(火)13時14分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース—マーリンズ(2025年4月28日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)は28日(日本時間29日)、本拠でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席で右前打を放つと、第4打席では3打席連続で四球を選び、第1打席から4打席連続出塁となった。1試合3四球は今季初めてとなった。

 初回は右腕カブレラとの対戦。この日は日本文化の伝統に触れる「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」として開催され、大谷は日本語で「大谷翔平 背番号17」と紹介されて打席に入った。カウント2—1から低めのスライダーを捉え、右前に運んだ。一塁ベース上ではウッドワード一塁コーチと「ヘッドバンプ」。昨季まで一塁コーチだった敵将マッカラー監督が一塁ベンチで大谷を見つめる前で昨年から続く儀式を披露した。そこから次打者ベッツの打席で二盗に成功。ベッツの中飛で三塁に進むと、フリーマンの中前への先制打をおぜん立てした。

 第2打席は1—0の3回無死一、二塁の場面。ここは右腕カブレラの制球が定まらず、カウント3—1から外角のチェンジアップを見極め、1度もバットを振らずに一塁へ歩いた。満塁からベッツに左前打が飛び出し、大谷がまたも得点に絡んだ。

 第3打席は9番ロハスの適時打が飛び出し、3—0とリードを広げた4回2死二塁。ここはフルカウントからバックドアのカーブを見逃し、際どいボールながら四球で歩いた。2死一、二塁でベッツにつないだが、ベッツは二直に倒れた。試合前には昨季まで一塁コーチとして在籍したマーリンズ・マッカラー監督から「翔平は4タコだ」と宣言されていたが、全打席出塁の活躍となった。

 第4打席は5—5と追いつかれた6回無死一塁の場面。9番ロハスがバント安打で出塁すると、マーリンズは3番手左腕ベネジアーノを投入。大谷はカウント3—1まで持ち込むと、5球目のスイーパーを冷静に見極めてこの日3個目の四球を選んだ。しかし、ベッツが右飛、フリーマンが一ゴロ併殺に倒れて得点を奪えなかった。

 前日27日のパイレーツ戦では、今季初の2試合連続マルチ安打をマーク。2回には右翼線へ今季自己最速となる打球速度113・3マイル(約182・3キロ)の爆速二塁打を放つなど、打撃の調子が上向きだ。

 試合前には昨季まで一塁コーチを務めていたマーリンズ・マッカラー監督と再会。大谷が一塁出塁時にヘルメットを突き合わせる「ヘッド・バンプ」がルーティンだった元相棒と談笑する場面もあった。

 この日は日本文化の伝統に触れる「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」として開催され、11人組グローバルボーイズグループ「JO1」が試合前にパフォーマンスを実施。3月15日のプレシーズンマッチ、巨人—ドジャース戦(東京ドーム)でも始球式を行った、世界的に活躍する現代美術家で映画監督の村上隆氏が始球式を務めた。

スポーツニッポン

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